「2年ほど前からドレスのカテゴリーに興味を持ち始め、髪の毛も伸ばしてドリームモデルに挑戦しました。最終目標はJBBFのドレスカテゴリー、フィットモデルに挑戦することです」
8月2日、神戸芸術センターで行われた『マッスルゲート神戸大会』。ドリームモデルでは166cmの長身、深見由美(ふかみ・ゆみ/47)さんが、40歳以上50歳未満の部、163cm超級ともに優勝した。
ダイエット目的でトレーニング開始
「昔から運動が嫌いだったのですが、10年前にアメリカ発祥のジャザサイズ※に出合い、今も継続しています」
※ダンス、筋トレ、ピラティス、ヨガの要素が入っているダンスフィットネス
深見さんがトレーニングを始めたきっかけは『ぽっちゃり体型からの脱却』。
「2022年の『サマースタイルアワード』に出場することを決めて、食事制限とトレーニングを開始しました。筋トレと有酸素運動で、1年かけて63kgから49kgへ、14kgの減量をしました。トレーニングと食事管理をしていくうちに、理想の体型になるためには食事が8割だと気付き、精製された砂糖や塩、小麦はできる限り排除しています。プロテインも添加物が少ないもの、サプリメントは厳選して取り入れています」
現在のトレーニング
「筋トレは週4〜5回、パーソナルトレーニングは2週間に一度通っています。ジム滞在時間はストレッチを含め1時間ほど。砂時計ボディを目指してトレーナーさんの指示通りに決められた部位だけを鍛えています。トレーニング、ストレッチ、食事は、継続が一番難しいことだと思っているので、毎日少しでも続けて、お風呂や歯磨きと同じように、やることが当たり前になってしまえば、一生ものの美と健康が手に入れられると信じています」
家族がそれぞれの目標に向かって刺激し合う関係
「筋トレはメリットしかないと思っています。姿勢が良くなり自己肯定感も上がりました」
深見さんのご家族も、目標を持って取り組んでいるものがあるそうだ。
「主人は美容関連、フランス抗酸化研究所の日本代理店の仕事をしており、全面的な協力があります。私も主人の役に立ちたいという思いもあり、美と健康を追求しています。大学生の長男はプロゴルファー、中学生の次男はプロボクサーを目指していて、家族それぞれが違う目標ですが、何かに本気で向き合ってお互いに刺激し合える関係でいられることに感謝しています。特に次男には発達障害があるので、夢に向かってがんばってもらいたいです」
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材:あまのともこ 撮影:上村倫代
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。