マッスルゲート選手 コンテスト

勤務中にも密かに筋トレに励む44歳・薬剤師がボディフィットネスに挑戦! 「上半身の厚みを誉めていただけるようになりました」

7月30日(水)、東京ビックサイトで行われた『マッスルゲート東京スポルテック大会』。ボディフィットネス一般の部で2位の成績を収めたのが、小野裕美(おの・ひろみ/44)さん。昨年レギンスフットネスで大会初出場。今年から筋量が必要なボディフィットネスへと転向した決意に手応えを感じているという。

【写真】上半身の厚みに注目!小野裕美さんのパワフルボディ

小野裕美さん

「去年、初出場ということでレギンスフィットネスにエントリーしたのですが、周りからもっと筋量が必要なカテゴリーでの出場を薦められ、また私が目指す身体は?とも考えた結果、今年はボディフィットネスへの挑戦を決意しました!」

昨年レギンスフィットネスで2度大会に出場したが、初出場の大会後すぐにボディフィットネス出場のためのハイヒールを購入、そして2度目の大会出場の後には会場からその足でジムに向かい、ハイヒールでのウォーキング練習を始めた。

「トレーニングもそれまで以上に頑張って、背中や胸など上半身の厚みを誉めていただけるようになりました。今後の課題は下半身、特に脚をもっと鍛えていきたいと思っています」

現在仕事帰りに週4、5回ほどジムで鍛えるほか、仕事中にも筋トレに取り組んでいる。

「調剤薬局で働く薬剤師として仕事をしているのですが、実は出勤から退勤までずっと、白衣の下にブーティーバンドを仕込んで尻トレに励んでいます(笑)」

調剤室から投薬カウンターへの移動も筋トレ、お年寄りやお子さんなど背の低い患者さんと目線を合わせて屈んで話す時間も筋トレ……。同僚や常連の患者さんはそれを知っているが慣れてしまって、もう話題にされることもないと言う。

「減量期にはさらにウエストシェイパーとアンクルウェイトも追加しています!」

またボディフィットネスへの挑戦に向けて、減量にも力を入れてきた。

「しっかり絞れれば!と、減量は大会6カ月前からスタートしました。普段から朝食にはプロテインとオートミールなどのパンケーキを、昼食にはイワシの缶詰、キャベツとキュウリのサラダ、ギリシャヨーグルト、白米、それに乾燥野菜をたっぷり入れたフリーズドライのお味噌汁を、夕食にはサーモンのホイル蒸しを食べています。あとは間食としてトレーニング前におにぎり、トレーニング後にプロテインと塩羊羹も。毎日同じ内容で、増量期と減量期とで白米の量を変えています。タンパク源についてはサラダチキンや卵などほかの食材も試した結果、私には魚が合うと感じて続けています。魚に変えてから、体重の落ちも体調も、健康診断の数値まで良くなって、絶好調なんです」

運動習慣があるにも関わらず高めだった血圧、総コレステロール、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が低下、「善玉コレステロール(HDLコレステロール)」が上昇したと言う。

「ただ今大会前、最後の約半月ほどの期間減量を継続することができず、予定より1kgほど多い仕上がりになってしまったんです」

そこには女性ならではの事情があった。

「去年初めて大会前の減量に取り組んだことで気付いたのですが、減量中、生理での出血が目に見えて増えてしまうことがあるんです。最初は『どうしたんだろう?』と困惑しましたが、友人の助言できちんと食事を取るとピタッと落ち着いて。減量で生理が止まるとはよく聞きますが、出血が増えることもあるのかな、と驚きました」

ちょうど大会当日前後に重なりそうな生理での大量出血への懸念から、大会直前にしっかり食事量を増やす“調整”をしたのだ。

「今後の目標は、生理周期も逆算して計画を立ててベストな状態で出場すること。そしてもっともっと脚トレを頑張って理想の身体に近付くこと。ボディフィットネスを極められるよう、これからも頑張っていきたいと思っています」

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材:大塚真奈美 撮影:中島康介

執筆者:大塚真奈美
編集者・ライター。ヘルス&フィットネス、美容、グルメなどの分野で企画・編集・取材・執筆。群馬県出身、東京都在住。

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