マッスルゲート選手 コンテスト

42歳・中2の娘の自慢のママが太脚でボディコンテスト活躍「やる気になれば意外となんでもできる」【筋トレ】

9月23日、『マッスルゲート奈良かしはら大会』が奈良県橿原文化会館で開催された。久保田飛鳥(くぼた・あすか/42)さんは、ウーマンズウェルネスで2位、ビキニフィットネス一般の部とマスターズ(35歳以上)でそれぞれ4位の成績を収めた。

【写真】本気の筋トレ1年未満でこの筋量!久保田飛鳥さんの全身

 

むっちり体型を維持するために筋トレ開始

久保田さんは食欲旺盛で元々むっちりとした体型。この体型を維持しようと2年前から筋トレを始めた。

「週2、3回ジムに行き、筋トレとは言えないくらいゆるいトレーニングでお尻と有酸素運動ばかりしていました。肩や背中、脚には筋肉を付けたくなかったんです」

久保田さんは昨年末、仕事で異業種交流会に参加することになった。

「隣に座った女性がパーソナルトレーナーのお仕事をされていて仲良くなり、『飛鳥さんにぴったりな、あまり減量しなくても楽しめる大会があるよ』と、声をかけてもらいました。減量しなくていいのなら、と興味を持ち、年明けからは週5回、1時間半から2時間トレーニングするようになって、今まで鍛えていなかった部位を鍛え始め、2月のマッスルゲート大阪高槻大会と、4月の大阪大会のウーマンズレギンスに出場しました」

大会では「一人だけむっちりしていて大きかった」と予選通過ならず。しかし、大会でビキニフィットネスの選手を見て、「めちゃくちゃかっこいい」と火がついた。

「私もビキニを着て出てみたい、と減量を頑張り始めました。ジャンクフード、食べ放題、揚げ物、お菓子をやめてご飯を量るようになり、脂質を減らしていきました。どんなカテゴリーがあるのか調べていくうちにウェルネスを知り、かっこいい選手が多いのと、私は下半身がしっかりしていたので、強みに変えられたらいいな、とウェルネスでJBBFの大会に出場しました」

身長157.7cm、4月には57kgあった体重が、9月21日の『JBBFオールジャパンウェルネスチャンピオンシップス2025』(身長別のウェルネス日本一が決まる大会)では49.8kgになり、身長別で3位入賞に輝いた。2日後の今大会は疲れもあり望んだ結果は得られなかったが、久保田さんは前を向いている。

家族のサポートに感謝

久保田さんの活躍は家族が支えている。

「我が家は主人の方が先に帰宅するので、ご飯を作ってもらっています。始めは『めんどくさい』と言っていましたが、減量ご飯も調べて作ってくれて、私が『甘い物が食べたい』と言うと、太りにくいお菓子を作ってくれたので会社に持参しました。中学2年生の娘は、『うちのママかっこいい』と、友だちや学校の先生に私のことを自慢しているようです。痩せていく姿もそばで見ているので、『早くいっぱいご飯食べて』と心配してくれます。2人ともオールジャパンの結果を喜んでくれ、2人のサポートがあってこその競技で、ありがたいです」

「筋トレをして前向きになり、自信につながりました。今まで無理だと思っていた減量を達成したことで、やる気になれば意外となんでもできるんだ、と気づきました。結婚して子どももいて正社員で働いて、時間もお金もかけられない、と、大会に興味があるのに諦めかけている人がいるなら一歩踏み出してやってみてほしいです。決意することが大事で、やるぞと決めたら方法なんてあとからついてきます」

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材:あまのともこ 撮影:上村倫代

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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