10月13日、『マッスルゲート京都大会』が京都パルスプラザで行われた。ビキニフィットネスでは、信川久美(しんかわ・くみ/54)さんがマスターズ、一般の部ともに2位の成績を収めた。
一言で日常生活が一変
信川さんは、ある一言の声掛けで日常生活が一変した。
「ゴールドジム心斎橋大阪に通っていたとき、トレーナーさんに『マッスルゲートのレギンス部門に参加してみたらどうですか?』とお声掛けいただき、私の日常生活が一変しました。人生何が起こるか分からないってよく聞くかとは思いますが、その言葉を体感しています。その言葉に乗るか、乗らないかは自分次第ですが、勇気を出して一歩踏み出して本当に良かったと心から感じています」
信川さんは3年ほど前、ダイエット目的で筋トレを始めた。
「筋トレは週5回2時間、肩、背中、脚の3分割です。全体的にもっと筋肉量がほしいですが、今は特に肩を強化しています。筋トレをすることで、体力が付き、疲れにくくなりました。姿勢が悪いことにも気づき、普段から日常生活を送る中でも体幹、姿勢を気にするようになり、それがポージングにもつながっていると深く感じています。メンタル面もかなり強くなりました。嫌なことがあっても、『くよくよしていてもしょうがない!ではどうなっていれば良いのか?どうしたいのか?』と、考え方の切り替えが早くなったと思います。また、悩んでいる時間が勿体無いと思うようになりました」
昨年8月、三重県で行われたJBBFのレギンス部門で優勝。今年マッスルゲートのドリームモデルで2大会優勝したのち、JBBF兵庫県や奈良県のフィットモデルオープン大会でも優勝を重ね、9月には全国大会にあたるオールジャパンフィットモデルチャンピオンシップスに出場した。
「今年、オールジャパンに初挑戦するにあたり6位以内に入賞できればビキニも、と敷居が高いと感じながらもチャレンジしてみようかなぁ?くらいに思っていました。オールジャパンでは年齢別で6位に入賞することができ、今回ビキニフィットネスに初挑戦してみて、どちらも好きなカテゴリーになりました。素敵な選手の方々が2つのカテゴリーで活躍されていますので、私も2つのカテゴリーでチャレンジし、夢を追い続けてオフシーズンを迎えたいと思います」
「数年前の私には、まさかこんなに筋トレが生活の一部になるとは考えもしませんでした」と信川さん。
「何歳になっても新しいことにチャレンジ出来るって素敵だなと思います。今の自分が置かれている環境に感謝しかありません」
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材:あまのともこ 撮影:北岡一浩
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。











