10月13日(月・祝)、『マッスルゲート京都大会』が京都パルスプラザで行われた。道辻勇太(みちつじ・ゆうた/23)さんは、メンズフィジーク172cm以下級、クラシックフィジーク175cm以下級、ボディビル65kg以下級で優勝し、3冠を達成した。
身長171cm体重50kgから筋トレ開始
道辻さんは小学生までは体操を、高校の水泳部引退まで13年間競泳に取り組み、近畿大会出場の経験がある。現在大学院1回生の道辻さんは、大学に入学してすぐに筋トレを始めた。
「元々やせ型でマッチョに憧れがあったのと、友だちにジムに誘われたことがきっかけで、筋トレにハマっていきました。今は週5日、四頭筋メインの脚、胸と肩と三頭、背中、腕、ハムストリングとお尻メインの脚の5分割でトレーニングしています」
「腹筋は毎回のトレーニング前にレッグレイズとトレーニング後にアブローラーを行っています。最近は弱点の腕、特に上腕三頭筋を強化していて、今までよりも負荷の乗るフォーム、重量、可動域を重視して行っています。今までよりも重量が軽くなるため1セットでの体力の消耗は少ないですが、その分ボリュームを増やしています」
食事については特に厳しく管理はしていないようだ。
「最低限のタンパク質量と変なものを食べすぎないことだけ守って、あとはストレスがたまらないようにある程度食べたいものを食べています。そのとき食べたいと思うものが、身体が必要としているもののような気がします。朝はチーズを乗せた食パンとコーヒー、昼はパスタかカレー、鶏胸肉、夜は母の料理を食べています」
3冠達成で恩返し
「昨年2月マッスルゲート大阪高槻大会に初出場し、大会の楽しさを知って、色々な大会やカテゴリーにチャレンジするようになりました。きっかけをくれたマッスルゲートに、一般の部で3カテゴリー全制覇することで恩返ししたいと考えました」
体重はオフシーズン77kg、オンシーズン64.5kgまで増え、有言実行で3冠を達成した。
「これからはJBBFのクラシックフィジークを主戦場として上を目指したいと思います。一時期は腰の椎間板ヘルニアで約1年の苦しい時期がありました。『筋トレなんかしなければ良かった』とさえ思っていましたが、こうしてほぼ完治し、大会で活躍できているので、同じように怪我や病気で苦しい時期を過ごしている人は諦めず頑張って欲しいです!」
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材:あまのともこ 撮影:北岡一浩
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。











