「いい女だって、自分に自信をつけたかった」
そんな思いから筋力トレーニングを始めた米田信子(まいた・のぶこ)さん。かつて体型について「下半身デブ」と言われたこともあったが、ボディメイクを続け、大会出場に向けて20kgの減量に成功した。そしてマッスルゲートでは、ドリームモデル163cm以下級で優勝。さらにドリームモデル40歳以上の部で3位、ビキニフィットネス・マスターズでも4位に入賞した。

しかし、ステージに立つまでの道のりは決して順調ではなかった。
20kg減量も…相次ぐ怪我
ジムスタッフとして働く米田さんは、週9回ほどトレーニングを行う。1回の時間は約1時間30分。仕事が休みの日には、ジムでのトレーニング、パーソナルトレーニング、ポージング練習を重ねる日もあった。
大会に向けた減量を始めて間もなく、以前から繰り返していた肩の腱板損傷が再発。さらに仙台大会の約1カ月前には肋骨にひびが入り、肋軟骨も骨折したという。
「痛み止めを飲みながらのトレーニングでした」
肩に不安を抱えていたことから、トレーニングでは「なるべく痛まないポイントを見つける」ことを大切にした。無理に決まったフォームへ身体を当てはめるのではなく、自身の状態を確認しながらトレーニングを続けた。
得意部位は背中。鍛える際には、筋肉の「収縮とストレッチ」を強く意識している。
「何度も大会出場を諦めようとした」
米田さんを苦しめたのは怪我だけではなかった。
「怪我だけではなく、いろんなことがあり、何度も大会出場を諦めようとしました」
それでも挑戦をやめなかった。
「自分に負けるのだけは嫌だったので、自分を信じて頑張って本当に良かったです」
減量も大会出場も初めて。それでもステージを振り返り、「楽しめました」と笑う。
筋トレを始めた当初の目的は、自分に自信をつけることだった。ボディメイクを続けたことで、実際に「自分に自信を持てるようになった」と心境にも変化が生まれた。
20kg痩せて見えた「弱点」
大会出場に向けて20kgの減量に成功し、初挑戦で優勝を経験した。一方で、身体を絞ったからこそ見えてきたものもある。
「自分の弱点も浮き彫りになりました。今後はボディメイクに力を入れたいです」
体重を20kg落とすことがゴールではない。ステージに立ち、自分の身体と向き合ったことで、次に作りたい身体が見えてきたことが成果なのかもしれない。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
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取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩










