マッスルゲート選手 コンテスト

中国出身のSEが発達した下半身で優勝 「ウェルネスは私のように脚が発達しやすい体型の女性には、すごく挑戦しやすいカテゴリー」

2026年7月4日(土)、浦安市文化会館で開催された『マッスルゲート東京ベイ大会』。ウーマンズウェルネス部門に出場したI Kou(い・こう/31)さんは、自身の体型的な特徴を生かした競技への挑戦を続けている。大会出場は今回で2年目。「今年は2年目なので、そこまで緊張はしませんでしたが、改めて自分の課題が見つかった大会でした」と振り返る。今回のウェルネスカテゴリーは出場者が2名という状況だったが、Kouさんにとっては、今後さらに成長していくための貴重な経験となった。

【写真】I Kouさんの発達しやすい下半身を生かしたバックポーズ

I Kouさん

自分の強みを生かせるウェルネスへ

Kouさんがウェルネスに挑戦する理由は、自身の身体的な特徴にある。

「私は上半身よりも下半身が発達しやすい体型です。ウェルネスは脚がより発達した身体が求められるカテゴリーなので、自分の特徴や好きな部分に合っていると思いました」

以前にはビキニフィットネスというカテゴリーへの大会出場経験もある。しかし、今後の競技人生を考えたとき、自分らしい身体を表現できる舞台としてウェルネスに可能性を感じたという。

「まだ脚の筋肉量は自分が目標としているレベルには届いていません。だからこそ、これからもっと成長させていきたいです」

トレーニング頻度は週5~6回。背中、肩、脚を中心に鍛え、脚は前側と後ろ側に分けて週2回取り組んでいる。

「今はビキニフィットネスもウェルネスも、世界的に筋肉量の基準が上がってきています。その流れについていけるように頑張っています」

競技カテゴリーの進化に合わせ、自身もさらなる筋量アップを目指して日々努力を重ねている。

大会出場が初めての女性に勧めたい

近年、注目度が高まっているウェルネス。その魅力について、Kouさんは「自分の体型を生かせること」だと語る。

「私のように脚が発達しやすい体型の女性には、すごく挑戦しやすいカテゴリーだと思います」

ビキニフィットネスでは全体のバランスや除脂肪による絞りの基準が年々高まっている一方、ウェルネスには異なる魅力があるという。

「もちろん絞りは必要ですが、ビキニフィットネスほど極端に絞らなければいけないわけではありません。初めて大会に挑戦する方にも、選択肢の1つとして考えてほしいです」

ダイエットがきっかけで始まった筋トレ

Kouさんが筋トレを始めたきっかけは、ダイエットだった。

「最初はダイエット目的でした。でも、筋トレを続ける中で、姿勢の改善など、自分の身体の課題にも気付くことができました」

現在はシステムエンジニアとして働きながら、競技者としてボディメイクに取り組んでいる。2014年に中国から日本の大学へ留学し、大学卒業後はそのまま日本で就職した。

筋トレによって変わったのは、身体だけではない。

「正しい方法で取り組めば、筋トレは単なるダイエットではなく、健康的な生活を維持することにもつながります。食事もPFCバランスを意識するようになり、自分の身体と向き合う習慣ができました」

自分自身の身体的特徴を強みに変えながら挑戦を続けるI Kouさん。理想の“ウェルネスボディ”を目指す旅は、これからも続いていく。

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

執筆者:久米大郎
理工系出版社で数学書の編集者として勤務。ゴールドジムでボディメイクに励み、ボディビル競技に挑戦中。競技者としての経験を生かし、FITNESS LOVEでトレーニングやボディビルに関する取材・執筆を担当。徳島県徳島市出身、神奈川県大和市在住。

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取材・文:久米大郎 撮影:北岡一浩

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