マッスルゲート選手 コンテスト

60歳で転職してトレーナーになった61歳がコンテストでフリーポーズ初挑戦、2位入賞「人より優れていることがなかったけれどちょっとだけ自信を持てるように」

2026年9月22日、『マッスルゲート奈良かしはら大会』が奈良県橿原文化会館で開催され、ウーマンズフィジークでは、田口美紀(たぐち・みき/61)さんが2位入賞した。田口さんは2024年10月に初めてボディコンテストに出場し、今年は最も筋量の必要なウーマンズフィジークにカテゴリーを変えて挑戦した。

【写真】田口美紀さんの鍛え上げた脚

田口美紀さん

カテゴリー変更し、さらにトレーニングに励んだ一年

昨年ボディフィットネスに出場することになり、減量して絞り切った身体を見たポージングのコーチから「絞りはウーマンズフィジークだね」と声をかけられた。

「元々ウーマンズフィジークに憧れがありました。筋量は必要だし、フリーポーズもあって選曲やポージングを考えないといけないしどうしよう、でもやってみたいと思いました」

トレーニングは週5日、1時間半。脚、胸、肩、腕、背中の五分割。

「筋量は全身足りていないので、毎回一生懸命トレーニングしました。特に変えたかったのは下半身です。四頭筋はスクワットと45度レッグプレスのどちらか一種目とレッグエクステンション、ハムストリングからお尻にかけては、ルーマニアンデッドリフト、ヒップスラスト、リバースハックスクワットに取り組みました。筋量は多少増えたかな、と思います」

フリーポーズには、大好きなK-Pop「KILL THIS LOVE」を選曲。ポージングはいろいろな人のフリーポーズを参考にしながら自分で考えた。当日は楽しくフリーポーズができたという。

60歳を過ぎてトレーナーに転職

定年延長して会社員を続けていた田口さんだったが、昨年の大会後から社会人向けの講座に通い始め、半年間勉強してトレーナーの資格を取った。その後転職し、パーソナルトレーナーになった。

「毎日が新鮮です。いろんな年代の方がいらっしゃっていますが、私も出産や更年期を経験してきているので、皆さんのお悩みが全くわからない話ではないということが、年齢の強みだなぁと思っています」

転職で生活リズムが変わったこともあり、オフシーズンに増量しすぎてしまったが、胸肉をメインに、豆腐、ひじきやわかめ、じゃがいもをエアフライヤーでフライ風にするなど工夫して10kg減量することができた。

「これまで特に何か人より優れていることは何もなかった」という田口さん。

「自分にちょっとだけ自信を持てるようになった気がします。トレーニングを継続していることが、自信につながっているのかもしれません。これからもこの仕事をずっと続けて、たくさんのお客様に喜んでいただけたら最高だなと思います」

59歳から始めたコンテストへの挑戦が、身体を変え、仕事を変え、そして自分自身への自信を変えていった。田口さんの姿は、「何歳からでも変われる」ということを、何よりも説得力を持って教えてくれている。

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材:あまのともこ 撮影:岡暁

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。2021年~2025年JBBF登録選手。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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