サマスタ選手 コンテスト

総合商社勤めの27歳が「腰高ヒップ」でコンテスト優勝 過去には”炭水化物全カット”など極端な減量も経験【筋トレ】

9月15日(月・祝)、群馬県・高崎市文化会館にて『サマースタイルアワード2025 群馬予選』が開催され、磯崎萌(いそざき・もえ / 27)さんがビキニ(ベティ)部門で1位に輝いた。

【写真】磯崎萌さんの引き上がったヒップライン

磯崎萌さん

トレーニングのきっかけはダイエット。人生MAX体重は現在より18kgほど多かったという。

「運動経験のない私ですが、痩せたいという思いから、ジムへ体験に行ったのが始まりでした。一番太っていたときは今より18kgほど多かったので、”これ以上太ると健康的にまずい”という気持ちが大きかったですね。いざ体験に行ってみると、受付のお姉さんが驚くほどきれいに腹筋が割れていて。私もお姉さんのような体型を手に入れたいと思い、ボディメイクを始めました」

過去に実践したダイエットは失敗の連続

これまでも世間で流行ったダイエットは一通り試してきたという磯崎さん。しかし、結果は思うようにともわなかった。

「それまでもダイエットは何度も試みていました。でも、結果はすべて失敗に終わっていて。思い返すと、極端なことをしていました。朝ごはんはバナナだけ、炭水化物は全部カットなどですね。一時的に痩せることはできても続けられるわけがなく、どれも習慣化できなかったのが失敗の要因だと考えています」

普段は総合商社で働く磯崎さん。筋トレを通したボディメイクではじめての『成功体験』を得られた要因を伺った。

「これまで何度もダイエットに失敗しているので、無理をしすぎないということを大切にしています。楽しめる範囲で筋トレや減量をしているんです。”早く体重を減らさないと”などという焦りの気持ちがあると、ストレスもかかるため継続のハードルが上がってしまいます。でも、楽しめる範囲で頑張れたら、たとえ大会で1位をとれなくても、それまでの過程を楽しめているので納得できるんです」

今回の大会では、女性らしい丸みや肩の張り出しを作ることを大きなテーマに掲げた。

「お尻のトレーニングではブルガリアンスクワットやアブダクションを多く取り入れました。時間が限られており、多くの種目を網羅することは難しいので基本的な種目をひたすらこなしましたね。肩のトレーニングは、フォームが崩れない範囲の重量で量より質を意識して。効率重視のトレーニングを行ってきました」

「筋トレは自分との戦いであり、それがおもしろいところです」と笑顔で語る磯崎さん。楽しさを忘れず、毎日の継続ができれば身体は変わるということをこれからも体現していくだろう。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:舟橋賢

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

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