サマスタ選手 コンテスト

リバウンド続きだった24歳 運動の習慣化に成功し“砂時計ボディ”を作り上げる【筋トレ】

11月2日(日)、神奈川県・松田町生涯学習センターにて『サマースタイルアワード 2025 神奈川予選』が開催され、小澤茉由(おざわ・まゆ / 24)さんがビューティーフィットネスモデル部門ショートクラスで3位入賞を果たした。

【写真】24歳・小澤茉由さんの砂時計ボディ

小澤茉由さん

2年ほど前にダイエット目的で始めたというトレーニング。当時はストレスが原因で過食を繰り返し、体重が大幅に増加してしまったという。

「当時は幼稚園で働いていたのですが、過食が原因で体重は1年で15kgも増加してしまいました。当時の食生活は本当にめちゃくちゃで、お菓子ばかり食べていましたね。カントリーマアムを1日10個、一気に食べてしまったり、とにかく食べていないと気が済まなくて、食事も1日6食ほど食べていました。もちろん服のサイズはSからLになりました」

決死の覚悟でダイエット

「自分を変えたい」という一心でジムを契約し、トレーニングを開始したという小澤さん。しかし、そんな小澤さんを待ち受けていたのは『リバウンド』の壁だった。

「残業も多かったので運動をする気力も正直ありませんでしたが、”変わりたい” という思いが勝り、筋トレを始めました。コーチのおかげもあり、ダイエットには無事成功。大会出場を叶えることができましたが、その後に10kgもリバウンドをしてしまったんです。食欲に負け、結局元の自分へ戻ってしまったことにショックを受けましたが、今回は生活から改善しました」

もう一度リバウンドをしない引き締まった身体作りをするために意識をしたのが『運動の習慣化』だ。

「まずは運動習慣と、身体に良い食べ物を摂取することを習慣化できるように取り組みました。身体を動かすのも毎日決まった時間に行うことでルーティーン化。ストレスが食に走りそうになったときは深呼吸をしたり、過食後に味わった気持ちを思い出すなど、食以外の逃げ道も見つけられるようになりました。過激なダイエットは心身ともに負担が大きいです。継続できるために、ゆるく続けることを意識していました。今では朝夕のウォーキングは私にとってなくてはならないもの。気持ちがスッキリするのですよ」

計画的なボディメイクが功を奏し、「今大会後は暴食の欲も湧いてこない」と笑みを浮かべる。

「昨年の大会後は ”とにかく食べたい” という気持ちで頭がいっぱいになっていました。でも今年は適量で満足できる感覚があります。栄養バランスはコーチが組んでくれていましたが、減量初期は和食を意識。ごはんと味噌汁とおかずのバランスを崩さないように心がけています。そしてボディメイクは数字が全てではありません。『見た目がどう変わっているか』に焦点を当てるだけで気持ちも楽になりますよ」

過去の自分にサヨナラを告げ、自信を手に入れることができた小澤さん。筋トレの習慣化でリバウンドも予防できる。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:荒熊流星

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

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