サマスタ選手 コンテスト

「ゴボウ体型」からボリューム満点メリハリボディに変化させた32歳「筋トレで人生の幸福度が上がっています!」

11月2日(日)、神奈川県・松田町生涯学習センターにて『サマースタイルアワード 2025 神奈川予選』が開催され、加藤望実(かとう・のぞみ / 32)さんがビキニモデル部門ショートクラスで1位に輝いた。

【写真】加藤望実さんのプリッと引き締まったボリュームあるお尻

加藤望実さん

「運動経験がなかった」という加藤さんが筋トレを始めた理由は一風変わったものだった。

「元々ガリガリな体型で体力はありませんでしたし、身体を動かすのは苦手どころか嫌いでした。それもあり筋トレを始めるまでは、体型維持をするためにひたすら糖質制限をする生活を送っていたんです。もちろん、食べるときは食べますが、それ以外の日は1食につきサラダチキン1個だけとか……。でも、食べることは大好きなので。”毎日ご飯食べたい” という理由から運動を始める決心をし、スタートをさせたのがトレーニングだったんです」

『脱・ゴボウ体型』で変化した身体と価値観

筋トレを始めたと同時に食生活も改善した加藤さん。実感する変化は大きい。

「実際に生活を見直したことで、食べないと筋肉はつかないということを学びましたし、健康的な食事も取れるようになりました。あんなにも節制した生活を送っていた過去が嘘のように、今ではたくさん食べられるようになったんです。『食べた分は運動する』という思考が自分の中で定着してきました。また、見た目も大きく変わったのは何よりもうれしいですね。筋肉がついたことで、同じ体重でも見え方が全く違います。以前の身体はまさに『一直線』。くびれやお尻はありませんでしたし、姿勢も悪かったのでゴボウみたいな身体でした(笑)。今の方が年齢は重ねていますが、遥かに元気になりましたし、人生の幸福度が上がっています!」

課題は下半身のボリューム不足。克服に向けて身体の土台づくりから取り組んだ。

「今回は一度体重を増やし、ボリュームを出してから時間をかけて減量を行いました。ポイントは引き締まっていながらも、女性らしい丸みを残すこと。特にワンレッグスクワットはサイドポーズをとるときに意識をするお尻の筋肉を鍛えられるので力を入れて取り組みました。ポージングも含め、ボリュームのあるお尻づくりを意識してきたんです」

笑顔で話す加藤さんの表情からは、筋トレを心から楽しめているのが伝わる。

「トレーニングはやればやるほど奥の深さを知ることができると同時に、難しさも実感しています。ボディメイクに終わりはないと身をもって感じる日々です。でもそれが楽しくて。たとえ大会で負けてしまったとしても、また頑張りたいと思えるのは幸せなことです。頑張ることの楽しさを知ることができて良かったです」

たとえ運動が苦手だったとしても、トレーニングに抵抗を感じる必要はない。楽しく続けることができれば、自ずと結果もついてくるということを加藤さんが証明してくれた。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

次ページ:加藤望実さんのプリッと引き締まったボリューミーなお尻

取材:池田光咲 撮影:荒熊流星

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

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