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「デカすぎる!」ボディビルダー・寺山諒がジュラシックカップ優勝、賞金300万円獲得 支えてくれた妻へ涙の言葉、そしてこれから「世界で戦いたい」【筋トレ】

「本当に心からありがとうと伝えたいです」

インタビューの途中、寺山諒(てらやま・りょう/30)選手は涙ながらに、支えてくれた妻への感謝を語った。

【写真】「デカすぎる!」寺山諒選手の隆々と発達した全身の筋肉

寺山諒選手

「今日は仕事の都合で(奥さんは)来れなかったんですが、苦しいときも二人で乗り越えてきて、今の自分があるのは妻の支えがあったからこそです。本当に感謝してもしきれないです。心から、ありがとうと伝えたいです」

10月19日、埼玉県川越市・ウエスタ川越で開催された『第3回ジュラシックカップ』。その最上級カテゴリー・グランドクラスで優勝賞金300万円を手にした寺山選手。今月12日の日本男子ボディビル選手権では4位に終わったものの、同大会の覇者・扇谷開登選手を抑えての戴冠。満員の観客が詰めかけたウエスタ川越で、その存在感を発揮した。

「まだ優勝の実感は湧かないですが、このジュラシックカップに向けて、今年の日本選手権の上位陣を常に意識していました。トレーニングがきついときも“絶対に超える”という気持ちで臨んできた。それが今回、形になったと思います」

昨年は日本選手権からジュラシックカップまでの2週間の調整に苦戦し、コンディションが落ちたという。今年はその反省を生かし、栄養・コンディション・メンタルのすべてを計画的に管理してきた。

「行き当たりばったりではなく、ピーキングまで逆算してカロリー設定をしました。日本選手権後も弁当を持参して食事は乱さず、次の日にはすぐ切り替えていました」と語る。

また、前回は前日から行っていたカーボアップを今回は当日の朝に変更。「炭水化物を当日に少しずつ入れていくことで、筋肉の張りも良い状態を保てた」と、微調整が功を奏した。

寺山選手がボディビルを始めた2019年からの目標は「日本一、そして世界で戦うこと」。今大会の優勝は、その夢への確かな一歩だ。

「今回、自分にも世界に挑戦できる可能性を感じました。来年は日本選手権で優勝し、世界選手権に挑みたい。ナチュラルボディビルダーとして、さらに強くなった姿を見せたいです」

この大会をもって、寺山選手の今シーズンが終了。来年はさらに進化した身体で、日本だけでなく世界の舞台での飛翔を狙う。

取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:中原義史

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