俳優の金子賢氏がプロデュースし“サマスタ”の愛称で知られる人気ボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)関東予選」が6月30日(日)、東京・日野市民会館で開催された。割れた腹筋と、全身の筋肉がバランス良く発達したスタイルを競うSTYLISH GUYの2部門(ROOKIE=過去に同カテゴリで5位以内入賞経験なし、ショート=170cm以下)で優勝、程よい筋肉量でサーフパンツが似合う男を決めるSURF MODEL部門で2位となった梅原光貴(うめはら・こうき/32)さん。初出場ながら3冠まであと一歩だった彼も、普段は2児のパパ。この日も家族の大声援を受けてステージで輝いていた。
「今回、3カテゴリ優勝を狙っていたのですが、あと一歩及びませんでした。来年はもっと筋肉量が必要とされるSPORTS MODEL部門にチャレンジしたいと考えています」
この日のために脚のトレーニング頻度を増やし、筋肉量アップにも挑戦した梅原さん。SPORTS MODEL部門に憧れて大会出場を目指したものの、まだまだ筋肉量が足りないと考え、今回はSTYLISH GUY部門への挑戦となった。
7歳の男の子と3歳の女の子のパパである梅原さんは、常に家庭第一。コンテスト前のダイエット中でも、できる限り家族と一緒に食事が取れるようにコントロールしていたそう。
「朝昼でしっかりと食事を調整して、夜はできる限り家族で同じ食事が取れるように心がけました。
コンテストに出て結果を残すことはもちろん大切ですが、僕にとっては家族の時間を充実させる方が大切です」
梅原さんがトレーニングを始めたきっかけは長男の誕生。その時、何か自宅で出来る趣味がないかと考えたところ、トレーニングに行き着いたという。
本格的にジムに通い始めたのは4年ほど前だというが、今では職業もパーソナルトレーナー。
「今までは建築関係の会社にいたのですが、昨年からパーソナルトレーナーに転職しました。家族もいて不安もありましたが、やはり自分のやりたいことを仕事にしたいとの思いから挑戦の道を選びました」
家庭が大切にできてこそ、コンテストに出場する意味があると考える梅原さん。チャレンジし続ける家族想いの父の背中は、他の出場者の誰よりも大きく見えたに違いない。
取材:林健太 撮影:FITNESS LOVE編集部