佐久間愛弓(さくま・あゆみ/31)さんは、看護師として忙しい毎日を送りながらも、サマースタイルアワードの横浜大会や千葉大会に出場し、入賞の経験もある選手だ。
身長158cm、オンシーズンは体重42kgまで絞り上げる佐久間さん。現在はオフ期で68kgということで、その体重差はなんと26kg。食べることが大好きだと言う佐久間さんは、オフのときはストレスなく好きなものを食べ、コンテスト前にはきっちりと食事制限をして絞るスタイルだ。
自身が身体作りを始めたのは、当時の彼氏から「痩せた方がいいよ」と言われ、ダイエット目的でパーソナルジムに通い始めたことがきっかけだった。
「通っていたパーソナルジムのオーナーがサマースタイルアワードの認定ポージング講師でした。コンテスト前になるとジムにはきれいなモノキニの選手がいて、間近で美しいモノキニの選手たちを見て憧れるようになりました」
コンテストに向けた減量では、食事はトレーナーが指定した食材とグラムを守り、1日4回に分けて摂取。夜遅い時間でも決められた炭水化物量はきっちりと食べていたという。特に下半身の絞り込みに苦戦していたため、毎朝仕事前にアダクション(内もものトレーニング)100回と40分の有酸素運動をこなしてから職場に向かうというストイックなルーティンを続けていた。筋トレも下半身中心で徹底的に鍛え上げた。
また、佐久間さんは「食べること」が大好きなのだという。
「現在のオフ期にはコストコのティラミスケーキを大きなスプーンで独り占めして一気に食べたこともあります(笑)。あとは、グルテンを摂取した後のトレーニングではパワーが出て、汗もかきやすくなるという体質だったので、それ以来無理な制限よりも『食べることは幸せ!』という気持ちを大切にしながら、好きなパンやドーナツなども自分の心の声に正直に、楽しんで生活するようにしています」
きっちりと食事制限をする期間、制限を緩めて食事を楽しむ期間。佐久間さんのようにしっかりと食事にメリハリをつけることで、減量期には身体がシェイプでき、終われば好きな物を好きなだけ食べられるという幸せが得られるのだ。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
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取材:柳瀬康宏 写真提供:佐久間愛弓
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