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思春期に母親から「でっかいお尻と太もも」と言われ、太ももを隠してきた46歳が劇的変化 【ボディコンプレックス解消法】

「ピーマンみたいなお尻と、セルライトだらけの太ももに悩んでいました」と語るのは、なお(46)さん。

【写真】コンプレックスを解消し大会2位に輝いた、なおさんのバックポーズ

「思春期のころ、母親に『でっかいお尻と太もも』と言われて以来、ずっと自分の下半身を隠して生きてきました。さらに加齢とコロナ禍でますます体型が気になり始めました」。過去には“隠れ肥満”と言われ、深く傷ついた経験もあるという。

「自己流のダイエットでは体重も見た目も全く変わらなくなってしまって。でも、このままでいることも自己肯定感が下がるばかりで限界でした。それで、思い切ってボディメイクを本格的に始めたんです」

まずは食生活の見直しからスタートしたという。

「今までしていた自己流の食事制限や糖質制限をやめて、高タンパク・低脂質を意識した食事に切り替えました。毎回カロリーを計って食事をするのは最初は面倒でしたが、次第に習慣になりました」

同時に、下半身のコンプレックス解消のためにトレーニングも取り入れた。

「今まで全く筋トレをしたことがなかった私が、人生で初めてジムに通い始めました。初心者でもしっかり教えてくれるジムに入会できたのは本当に正解だったと思います。下半身をメインに鍛えて、特に効果を感じたのは“ブルガリアンスクワット”です」

努力の結果、体重は53kgから51kgへ。体脂肪率は30%から19%へと大きな変化を遂げた。筋肉量を落とすことなく、しっかりと脂肪を落とすことに成功したのだ。
※体脂肪率は市販の体組成計によるものです。

そして、変わったのは身体だけではなかった。

「以前は、仕事から帰宅してもその日の嫌なことをずっと引きずってしまっていました。でも、ジムに通うようになってからは、仕事終わりにひと汗かくだけで気持ちがスッキリするようになったんです。ジムが、私にとってのメンタルケアの場所になりました」

今年の大会では初のビキニフィットネスマスターズの部で2位という素晴らしい結果を残した、なおさん。今後の目標についても教えてくれた。

「今は9月の大会に向けてトレーニングを頑張っています。最初はただのダイエット目的だったのに、自分が大会に出るなんて考えもしませんでした。でも、目標ができるとトレーニングも本当に楽しくなります。これからも、もっと“美ボディ”を目指して挑戦し続けます!」

ボディメイクによって、日々の暮らしに楽しみが増え、心までも変わっていった。なおさんの人生は、これからもどんどん輝きを増していくに違いない。

執筆者:佐藤佑樹
主にFITNESS LOVEで執筆中。自身も大会へ出場するなどボディメイクに励んでいる。料理も好きで、いかに鶏胸肉を美味しく食べるかを研究中。

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取材:佐藤佑樹 写真提供:なお

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