サマスタ選手 コンテスト

「お尻は誰にも負けない!」44歳が上向きヒップでコンテスト2冠 過去には陸上インターハイ出場経験も

4月19日(土)、東京都・三鷹市公会堂にて『サマースタイルアワード 2025 SPRING CUP』が開催され、山内やよい(やまのうち・やよい / 44)さんがビキニモデル部門マスターズクラスで1位に輝いた。さらに山内さんはビューティーフィットネスモデル部門マスターズクラスにも出場し、1位を獲得。見事2冠達成を果たした。

【写真】山内やよいさんのボリュームのあるお尻

36歳からはじめたというトレーニング。そのきっかけは、鏡に映る自分の姿への衝撃からであった。

「元々タバコを吸っていたのですが、禁煙をきっかけに10kgも太ってしまいました。口が寂しくなり、食に走ってしまったのだと思います。お酒を飲んだ後にラーメンを食べてしまったりする日もありましたね。そんな生活を送っていたある日、自宅の鏡の前でしゃがむと、ズボンからお尻が半分ほどはみ出て見えたのですが、その姿に衝撃を受けて……。正直自分の姿にみっともないと思いました。この出来事を機に、スポーツクラブへの入会を決意したのです」

「ご褒美」が筋トレのモチベーションに

高校時代には陸上競技でインターハイにも出場していたという山内さん。持ち前の身体能力の高さで、運動やトレーニングも好きで取り組んでいると思いきや「筋トレは好きじゃない」と意外な言葉を口にした。

「誰よりも筋トレは好きだと思われがちなのですが、実は誰よりも嫌いだと思います。辛いですからね。筋トレや有酸素運動、食事管理でさえやりたくないと思うことがあるんです。それでも私がボディメイクを続けられるのは、ポージング講師として指導している選手のなかで、私に憧れてくれている方達がいるからです。そのような選手と楽しく続けたいという気持ちが私の原動力になっています」

嫌いなトレーニングにも周囲の選手からの刺激をもらいながら取り組んできた。

「私の武器はお尻です。弱い部分を強化することも大切かもしれませんが、”お尻の完成度は誰にも負けない!”という強い気持ちをもってトレーニングに励んでいます。これからも、マシントレーニングやスクワットでボリュームと丸みのあるお尻を目指し続けますよ」

「モチベーションは人それぞれ」と語る山内さん。『筋トレ嫌い』な山内さんが語るトレーニングを継続するコツとは。

「定期的にご褒美を設けたり、自分にとって楽しみなものをつなげると継続がしやすくなると思います。私は、筋トレ後のお風呂やプロテインがご褒美です。それでも、ジムに行くことを億劫に感じることはあるでしょう。そんなときでも、『とりあえず』ジムには行く。そうすると、誰かが背中を押してくれるし、1セットだけでもできれば自分に合格点をあげてください。自分のできる範囲でコツコツと。理想の身体を目指してともに頑張りましょう!」

山内やよいさん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:夏目英明

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

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