ベストボディ選手 コンテスト

43歳で3姉妹のママが艶やか美しい痩身でモデルコンテストグランプリ 「頑張る姿でジュニアアスリートの子どもたちを応援したい」

5月5日(月・祝)、『モデルジャパン2025岐阜大会』ミス・モデルジャパン部門(※)ウーマンズクラス(40歳〜49歳)で、中村美幸(なかむら・みゆき/43)さんがグランプリに輝いた。
※モデルジャパン部門はスリムな体型が評価される。

【写真】中村美幸さんの艶やかなスレンダーボディ

「昨年、初挑戦のベストボディ・ジャパンですが、日本トップ10に入ることができ、今シーズン初戦のこの岐阜大会では、トップ10に恥じないステージングを意識し研究しました」

中村さんは3姉妹の母として子育てと日本茶専門店の仕事を両立しながら、ボディコンテスト「ベストボディ・ジャパン」で活躍する実力派だ。そのひたむきな努力と忙しい日常の中でも自分を輝かせる姿は、多忙ななかでボディメイクを行う人々のヒントになるかもしれない。

きっかけは「子どもに努力する背中を見せたい

中村さんがコンテスト出場を決意したのは、次女と三女が水泳のジュニアアスリートとして頑張る姿を日々見るなかで、「自分も戦っている子どもの力になりたい」と考えたことがきっかけだった。

「全国の舞台で100分の1秒のタイムを競い上位を争うレースを繰り広げるなか、精神的にも肉体的にも落ち込む時期があり、母親として生活の基盤を作るのはもちろん、何か他にも応援できることがないかと模索していました。そんなときにコンテスト出場のお話をいただき、大会にチャレンジすること、トレーニングで苦手を克服すること、出るからには上位を勝ち獲ることを子どもたちに宣言しました。応援するという名目ではありますが、私も選手として戦う姿勢を示し、勇気と新たな挑戦への衝動と指針を見せようと決意しました」

子どもたちの習い事の時間に合わせてジムに通い、限られた時間を有効活用。トレーニングは「自分のためだけの時間」として、ストレス解消やリフレッシュにもつながっているという。

「3人の子育てと仕事をしながらトレーニング時間を捻出するのは大変ではと言われますが、逆に集中できる貴重な時間です。自律神経が整い、よく眠れて日常生活にも活力が出ます」

忙しい毎日でも、トレーニングを「自分を高める時間」と捉えるポジティブな姿勢が、中村さんの輝きの秘訣だ。

モデル体型を支える食事管理とトレーニング法

中村さんのボディメイクの鍵は、徹底した食事管理と戦略的なトレーニングにある。食事では「20時以降は食べない」「間食は14時まで」をルールに、栄養バランスを重視。特に活躍するのが「えのき」。焼いて塩をかけたシンプルな調理法で、満足感を得ながら低カロリーをキープしている。

トレーニングでは、以前は全身の筋トレに励んでいたが、「逞しくなりすぎる」と感じ、今年から肩・背中・お尻を重点的に強化。腹筋もくびれを意識し、上部と下部のみ鍛えるなど、細やかな造形にこだわる。さらに、寝ながらできるドローイング(腹横筋を鍛える呼吸法)を取り入れ、日常生活でもボディメイクを意識。「部位を絞って鍛えることで、女性らしいラインをキープしています」と語る。

昨年からのコンテスト挑戦で、思うような結果が出ず悔しい思いもたくさんしてきたという。それでも続ける理由は、「勝ちたい」という強い意志だ。

「ひたむきに努力すれば叶うことを、子どもたちに証明したいです。日本大会(全国頂上戦)での優勝を目指してこれからも頑張ります」

その姿は子どもたちだけでなく、夢を追う人々へのエールにもなるだろう。

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

執筆者:にしかわ花
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーでボディメイクに奮闘している。

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