コンテスト

ONE PIECEボディメイクコンテストの初代王者が決定!“筋肉時代の幕開け”がカルッツかわさきで実現!

2025年6月1日、川崎市のカルッツかわさきにて、かつてないフィットネスイベントが開催された。

【写真】ONE PIECEボディメイクコンテストの様子!ルフィさながらの肉体美とポーズで魅せる

その名も「ONE PIECEボディメイクコンテスト」。大人気マンガ『ONE PIECE』の世界観と、ボディコンテスト「MUSCLE GATE」の融合によって生まれた、前代未聞の大会である。

ONE PIECEフィットネスジム「BragMen」とMUSCLE GATEがタッグを組み、テーマは「ルフィのように鍛え抜かれた体を、ルフィのようにポーズで魅せる」。参加者は筋肉の質やバランスだけでなく、“作品理解”と“キャラクター再現”を全身で表現することが求められた。

■37名が名乗りを上げた「新時代の海賊」たち

当初は49名のエントリーがあったが、当日は欠場者を除いた37名がステージに登場。一次予選では30名、二次予選では6名に絞られ、最終審査で順位が決定された。

審査基準は、上半身のアウトラインやS字ライン、肩の丸みや引き締まったウエストといった「ボディメイクの基礎」はもちろん、ポージング中に叫ぶ名セリフ、衣装の着こなし、キャラクターへの“なりきり具合”など、ONE PIECEの世界観にどれだけ入り込んでいるかが重要な評価ポイントとなった。

■演出も超一流!「筋肉界のオールブルー」に観客沸く

審査中、ステージ背面スクリーンにはONE PIECEの原作作画とともに、筋肉×ONE PIECEを掛け合わせた珠玉のコピーが連発。「前世は巨人族ですか?」「インペルダウンでも収容できない」「脚がデカすぎてレッドラインかよ」「ゾロの刀くらい切れてるぅ」など、観客の笑いと歓声が会場を包んだ。

中でも「筋肉界のオールブルー」「筋肉時代の!幕開けだ」といった言葉は、大会そのものの象徴となるフレーズとして強烈な印象を残した。

■審査員たちも驚嘆「ワンピースらしさ」で筋肉を超える表現へ

審査員を務めたのは、ONE PIECEのメディア担当でもある集英社・少年ジャンプ編集長の中野博之氏。初めてのボディメイクコンテスト審査となったが、「筋肉だけでなく、作品理解と表現力がすばらしかった」と評価。

「非現実を描く漫画の世界に、生身の人間がここまで近づけるとは。驚きと面白さがあった。審査では“ルフィらしさ”や“ワンピースらしさ”を重視した」と語った。

主催のBragMen(株式会社フィットリズム)の安倍豪氏も、「本当にたくさんのルフィがステージに現れた。エンタメ性の高さだけでなく、“これをきっかけに運動を始めた”という初出場者も多く、挑戦のきっかけになるイベントになった」と振り返った。

■頂点を制したのは剣持央選手!再現度とフィジークが高次元で融合

激戦を制し、初代王者の座に輝いたのはゼッケン109番・剣持央(けんもつ・あきら)選手。見事なフィジークとキャラクター再現のバランスが評価され、観客と審査員双方を魅了した。

2位にはゼッケン86・山垣健士郎選手、3位にゼッケン74・菊川雄次選手が続いた。

以下、4位はゼッケン107・濱野壱清選手、5位はゼッケン76・草野琢人選手、6位はゼッケン82・れい選手と、いずれも再現度・完成度ともにハイレベルな争いだった。

■筋肉と物語が交差した唯一無二の体験

フィットネスとエンタメ、そして漫画というカルチャーの垣根を超えた本イベントは、「筋肉を魅せる」から「筋肉で語る」ステージへと進化した瞬間でもあった。

観客にとっては、まるで“グランドライン”を旅しているかのような高揚感。

出場者にとっては、人生の新たな挑戦の航海。

そしてフィットネスの未来にとっては、「筋肉時代の幕開け」を告げる、まさに象徴的な一日となった。

次回の航海が待ち遠しい──そう思わせてくれる、最高の冒険だった。

取材:FITNESS LOVE編集部

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