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今年60歳のヨガインストラクターがボディコンテスト3位入賞 「筋肉は何歳からでも作れます」

JBBF関西ブロックの2025年開幕戦『兵庫県ボディビル・フィットネス大会』は、6月1日神戸産業振興センター・ハーバーホールで行われた。『第3回兵庫県フィットモデル選手権大会』では尾上千秋(おのうえ・ちあき/59)さんが3位入賞した。

【写真】今年還暦!尾上千秋さんの引き締まりボディ

ヨガインストラクターの尾上さんが筋トレを始めたのは2020年7月。チベットにあるヨガの聖地、標高約5,000mのカイラス山を巡礼したいと思ったのがきっかけだ。

「柔軟性はありましたが、筋力がない『へなちょこボディ』だったので、足腰を鍛えたいと始めました。でもコロナが蔓延した時期で、海外渡航自体が難しくなって、そうしているうちにカイラス登山はどうでもよくなり、筋トレの習慣だけが残りました」

筋トレは部位を変えて毎日取り組んでいる。

「ヨガとピラティスのインストラクター兼スタジオ経営をしておりますので、空き時間を見つけて、30分から1時間半トレーニングしています。週1~2回はパーソナルトレーニングで、自分だけでは追い込めない重量や回数を手伝っていただいています。今取り組んでいるのはヒップをさらに大きくする、丸みのある肩を作る、脚の筋量を増やすことです」

尾上さんは、『心もカラダを作ると思っているので、幸福感のない食事はしない!!』をモットーにしている。

「ほぼ一日中スタジオにいることと、できたての食事を楽しみたいという理由から、外食はかなり多く、時間も不規則ですが、食事は好きなものを頂いています。しいて気をつけているのは、スナック菓子と揚げ物だけは取らないことです。減量を繰り返すと代謝も悪くなり、痩せにくい体質になるのと、私の場合メンタルもやられそうなので、1年を通じて1〜2㎏の体重の増減にとどめています。筋量は増やしにくいのですが、じっくり育てることにしています」

今年60歳になる尾上さん。筋トレを始めてよかったことがたくさんあるそうだ。

「実年齢よりは若く見られること、体型のストレスなくファッションを楽しめること、疲れにくくなったこと。他にもたくさんありますが、主にこの3つです。筋肉は何歳からでも作れます。シニア世代のトレーニーが増えて一緒にボディビル、フィットネスを盛り上げていけたらと思っています」

尾上千秋さん

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材:あまのともこ 撮影:岡 暁

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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