6月1日、カルッツかわさきで開催された『マッスルゲート神奈川大会』において、クラシックフィジーク175cm以下級およびクラシックフィジーク新人の部の2部門で優勝を果たしたのは、37歳の北条友貴（ほうじょう・ともき）さん。
北条さんは、コロナ禍あたりに筋トレをスタート。当初は自重トレーニングから始め、2021年にジムに通うようになった。
「最初はダイエットのような食事でそこまで筋肉がつかなかった」と語るが、次第にタンパク質を意識し、食べて動いて寝るという基本を徹底。ボディメイクの王道を実直に実践し、わずか4年で驚くべき成長を遂げた。
昨年8月には『マッスルゲート埼玉』でメンズフィジーク部門に挑戦し、新人の部と一般の部の両方に出場。いずれも2位という好成績を収めていた。今回は自身初のクラシックフィジーク挑戦ながらも、見事に2冠を獲得。
普段は早朝3時に起床し、朝食後にジムでトレーニングを終えてから出勤するという生活リズムを貫いている。ボディメイクについて「特にこだわりはない。とにかく楽しいから続けている」と話す姿には、無理せずに継続することの大切さがにじむ。
最後に語ったのは、肩肘張らない目標だった。「とくに“こうなりたい”っていうのはないけれど、楽しく続けられたらいいなと思っています」。
結果を追い求めるだけではない、純粋な“筋トレ愛”が2冠という結果につながった。北条さんの挑戦は、まだ始まったばかりだ。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF（公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟）とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材：FITNESS LOVE編集部 撮影：中島康介
