6月8日(日)に大阪国際交流センターにて『サマースタイルアワード(以下サマスタ)BODY MAKE CUP KANSAI』と『ROOKIE CHALLENGE CUP 西日本予選』が開催された。
BODY MAKE CUPは『未経験者限定の挑戦しやすいコンテスト』と銘打っており、順位が付かない自由なフィットネスイベントだ。近年レベルが上がり続けて敷居の高さを感じる方にはうってつけのコンテスト。カテゴリーで人気が高かったのが『女子スポーツウェア部門』と『ドレス部門』。スポーツウェア部門では各々が好きなウェアを着てステージングをした。
その中でもしなやかなポージングで堂々としたステージングを披露し、女子スポーツウェア部門においてパフォーマンスで輝いていた人に贈られるベストパフォーマンス賞と会場の応援投票で最も票が多い人に贈られるオーディエンス賞を受賞、さらにドレス部門もオーディエンス賞を受賞したのが、柳瀬真希(やなせ・まき/36)さんだ。
初出場ながら、流れるようなポージングとエレガントな身のこなしだったが、コンテスト出場を決めたのは2カ月ほど前だったという。
「社会人になってから週一回のペースでジムに通っていたんですけど、コロナ禍でジム通いがストップしてしまい、体重が徐々に増えて、気がつくと10kgくらい増えていました。そこから減ることもなく、『ずっと増えたままの体重をなんとかしたい!』と思っていたんです。そのタイミングで尊敬する友人からコンテストに誘われたので挑戦しようと思って参加してみました」
3月末に出場を決意し、約2カ月ほどで6kgの減量に成功したという柳瀬さん。減量方法を聞くと「減量食はチキン、ブロッコリー、プロテインの高タンパクがメインで、基本的にChat-GPTが作ってくれたメニューを続けていたら体重が落ちました」と、現代ならではの減量方法を活用していた。
ステージではしなやかなポージングが特に目を引いた柳瀬さんだが、ポージングももちろん初めての経験。何名かのポージングトレーナーの指導のもと、『ポージングとは?』という基礎の部分から学び、日中のエステティシャンの仕事の前後に自宅やレンタルスタジオで懸命に練習に励んだそうだ。
「大会に出て本当に良かったです!大人になって表彰されたり、何かに一生懸命になる機会が減っている中で、こんなに素敵な機会をいただけて、達成感でいっぱいです!いつもお世話になっている方々に応援に駆けつけていただき、心強くてすごくうれしかったです♪」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材・文:柳瀬康宏 写真撮影:岡 暁
執筆者:柳瀬康宏
『IRONMAN』『月刊ボディビルディング』『FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格:NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動。2019年よりJBBFやマッスルゲートを中心に、毎年ボディコンテストに挑戦中。
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