6月7日(土)、新居浜市市民文化センターにて『マッスルゲート四国大会』が開催され、筒井健(つつい・けん/28)さんがボディビル新人の部とボディビル一般70kg以下級で二冠を達成した。ボディビルの他に、メンズフィジーク一般168㎝以下級では2位、クラシックフィジーク一般168㎝以下級では3位の成績も収めた筒井さんに、身体作りの秘訣について伺った。
消防士として、身体作りと体調管理を両立!
筒井さんは、高校時代から筋トレを開始したそうだ。
「ウェイトトレーニング歴は13年目です。陸上競技をしていて、身体作りのために筋トレを始めました。もともと痩せ型の体型がコンプレックスだったので、筋トレによるボディメイクにハマっていきました」
筒井さんのボディコンテスト出場歴は、今年で8年目。
「筋トレ関連のYouTubeを見ていたら、ボディコンテストの存在を知りました。私の住む高知県でもボディコンテストが開催されていると知り、出てみたいと思ったのが出場のきっかけです。ポージングはセミナーに参加したり、憧れの選手さんに直接アポイントを取ったりしてご指導いただきました。愛媛県の超新星・渡部史也選手や、高知県の誇るJBBFフィジークマスターズ日本代表の甲藤壽一選手、JBBF高知県連盟の矢野裕司理事長、嘉数玖留理事にもご指導いただいています」
ボディビルへ転向し、初の大会で二冠を達成した筒井さんは「楽しかった!」と笑顔。
「ボディビルの舞台は初でしたが、率直に楽しかったです!トップ選手たちと並んだときに、肩の丸みや腕の太さに少々物足りなさを感じ、強化しなければと感じました。また自分よりもハードに除脂肪をされている方が何人も見受けられ、減量も課題に思います。控室での選手さんたちとの交流も、楽しかったです。トレーニング方法やコンディション調整について学ばせてもらいました。実りの多い大会でした」
筒井さんの自慢の部位は『腹筋』。
「トレーニングは週4〜5回、2〜3時間ほど行っています。トレーニングへのこだわりはどのような形であれ追い込むこと。また客観的に見ることを忘れず、改善に努めることです。基本的に、仕事が休みの日にトレーニングを行っています。消防士という仕事柄、仕事の日も職場の先輩後輩と軽い運動をする日もありますね」
減量について、筒井さんは「20kg、根性で絞った」と苦笑い。
「オフ期にかなり脂肪を蓄えていたことと、大会までの期間が短かったので、根性で絞った印象が一番強いです。減量期間は6ヵ月で、88kgから67kgまで絞りました。高タンパク・低脂質な食事で絞っています。カロリー計算アプリを参考に間食から減らして、段階的に余分な脂や炭水化物を減らしていきました。週に1回は、ある程度好きなものを食べていい日を設けたり、好きな味付けや食材を選んだりしてストレスを感じさせないように努力しました」
「次は8月の第1回高知県ボディビル選手権大会で優勝を目指す!」と話す筒井さん。日々、消防士として仕事のことを第一に考えて過ごす傍ら、トレーニングや息抜きの時間にはボディメイクに全力を投球している。
誰であっても相手を師として学んでゆく筒井さんは、1シーズンを超える度に成長していくことだろう。筒井さんの「全国大会レベルで評価される肉体を目指したい!」という夢も、近いうちに叶うはずだ。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材:山口夏織 撮影:北岡一浩
フィットネスからグルメ&レジャー、経済紙まで様々なジャンルで執筆&撮影を行う、歌う筋肉クリエイター。自身もボディコンテストへの参加経験があり、日々鍛えている。どちらかといえば猫派、某チョコはきのこ派。
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