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上腕48.5cm、ベンチ185kg━脱がない筋肉芸人・青木マッチョのロングインタビューPart❸【笑いとバルクの哲学を語る】

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青木マッチョ(かけおち)

『筋肉の大きさと笑いの大きさは比例する』

━━お笑いの仕事も充実してきて、トレーニング内容も大きく変わったのではと推察します。

青木 これまではきちんと全身を鍛えていたのですが、今は芸人としての面白さを考えるようになりました。具体的には、上半身とのギャップで面白さを作るために、脚トレを一切やらなくなりました。また、露出の多い肩と腕はそれぞれ1日ずつトレーニングし、シャツで隠れる胸や背中はまとめて同じ日に行うといった感じです。忙しいですが、週に4回か5回トレーニングできたら良いなという気持ちでやってますね。
食事もフリーター時代とは大きく変わり、外食が増えるようになりました。それでも、飲み会以外の場面では、なか卯やすき家などに行くようにしています。コンビニで用意するときは、サラダチキンとおにぎりを組み合わせたりもしますね。それでもやはりここ2年はしっかりとした食事はできていないため、体重は92㎏まで落ちてしまいました。今は「貯筋」を切り崩しているところです。

━━体重が減ったとはいえ、一般人から見ればまだまだ怪物の域にあると思います。番組で脱ぐことをお願いされることも多いのではないですか。

青木 自分は筋肉芸人の枠に入っていますが、実は番組等では脱がないことをポリシーにしています。「脱げ」というフリに対して脱がないときは、ウケるかスベるか五分五分といったところです。ただ、とある大御所芸人さんに「脱げ」と言われたのを断ったときは、流石に空気が凍ったのを感じて、いたたまれなかったですね。

━━面白いエピソードをありがとうございます。筋肉芸人であり続けるのも大変なのですね。

青木 きんに君さんも野田クリスタルさんもおっしゃっていたのですが、忙しいと筋トレに割ける時間はどんどん減っていきます。ただ、筋肉の大きさと笑いの大きさは比例すると思っているので、上手い方法を考えていくことが今後の課題です。

「92kgから110kgまでバルクアップした1年間はリー・プリーストの動画を参考にして、朝は卵10個分の白身と餅5個という感じでした」

あおき・まっちょ
1995年7月31日生まれ。身長180㎝、体重90㎏。愛知県名古屋市出身。吉本興業のお笑いコンビ『かけおち』(2024年10月まではトリオ)のボケ。筋肉芸人としてのキャラクターだけでなく、TBS『ラヴィット!』では太鼓の達人、早食い、料理など多彩な特技を披露することでも注目を浴びている。野田クリスタルさんからは「吉本史上一番マッチョ」と称されるほどの肉体。

取材・文:舟橋位於 撮影:中原義史 Web構成:中村聡美

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