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元運動嫌いの34歳・トレーナー 背中とお尻を強化したカーヴィーボディでグランプリ獲得!

5月25日(日)、所沢市民会館ミューズで行われた『ベストボディ・ジャパン2025さいたま大会』。レディースクラス(30歳〜39歳)では、松戸那奈(まつど・なな/34)さんがグランプリに輝いた。昨年は千葉大会、横浜大会でグランプリに、また日本大会でもTOP10入りを果たす好成績を残した松戸さんが「今年は去年の自分を超える」という思いで取り組んだボディメイク術とは?

【写真】美しい身体のライン!松戸那奈さんのカーヴィーボディ

「課題はフロントポーズの強化、そして全身トータルでの筋量バランスとボディラインの進化。具体的には背中を鍛えてもっと大きく、またヒップのトップとサイドのボリュームをアップさせつつふくらはぎは引き締めることで、より強さとメリハリのある身体を目指しました」

ロープーリーなど6種のトレーニングを組み合わせて背面全体を、またヒップスラスト、ブルガリアンスクワット、ヒップアダクションなどでお尻を、週2、3回ペースのトレーニングで集中的に鍛え上げた。その一方、ふくらはぎは筋肥大させずに引き締める目的で、軽重量(自重またはダンベルを持つ程度)でのカーフレイズを2、3週に一度の頻度で継続。トレーニングと併せて行ったピラティスとの相乗効果も大きかったと言う。

「今年パーソナルピラティス店をオープンする予定で、先日マシンピラティスの資格を取りました!もともと巻き肩気味で反り腰、腹筋や体幹の不安定感が気になっていましたが、ピラティスで筋肉と関節を正しい位置に導きつつ鍛えたことで、ボディラインを骨格から整え直すことができたと感じています」

現在はパーソナルトレーナー、およびピラティストレーナーとして公私に渡ってボディメイクにどっぷりの松戸さんだが、意外にも「昔は運動嫌いでジムもヨガも続かなかった」のだそう。

「大学卒業後、新卒で飛び込んだのはホテル業界。不規則な生活で10kg太っては食べないダイエットで戻す、ということを繰り返していましたが、26歳を超えたころ、食べなくても痩せなくなってしまったんです。顔も身体もブスになってしまい、転職を考えたとき『どうせならきれいになれる職業がいい、仕事なら嫌いな運動も頑張れる!』と、フィットネスの仕事を選びました(笑)」

松戸那奈さん

昨年の実績、全国大会TOP10入りにはまったく満足していない。

「昨年の反省は、順位に囚われて余裕を失い、それがステージにも表れてしまったこと。ボディメイクとともに、ポージング、ムービング、表情など細部まで行き届いたステージング、それにヘアメイク、マインドなどすべてを総合的に高めていくことの先に結果が付いてくると信じて、とにかく過去の自分を日々超えていくことを目標に、今年2025シーズンを戦い抜きたいと思っています」

執筆者:大塚真奈美
編集者・ライター。ヘルス&フィットネス、美容、グルメなどの分野で企画・編集・取材・執筆。群馬県出身、東京都在住。

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取材:大塚真奈美 撮影:舟橋賢

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