6月29日(日)、千葉県・青葉の森公園芸術文化ホールにて『SUMMER STYLE AWARD 2025 千葉予選』が開催され、吉井晶絵(よしい・あきえ / 25)さんがルーキービューティーフィットネスモデル部門で1位に輝いた。さらに吉井さんは同カテゴリーの一般ショートクラスに出場し、3位に入賞した。
現在交際をしているパートナーの影響を受けたことが、本格的なトレーニングを始めたきっかけだという。
「コロナ禍をきっかけに自宅でできるような簡単なトレーニングは以前から行っていました。そこからジムにも通い始めて。マシンの使い方を教えてもらう段階から始まった筋トレ生活でしたが、今では1人でできるようになりました。このようになったのも、現在交際をしているパートナーの影響が大きいです。彼は当時から大会にも出るほど筋トレが大好きで」
徐々に筋トレの楽しさを知っていった吉井さんだが、大会出場の決断に至るまでは時間を要した。
「最初の1、2年は大会に出場するという決心がつかずに過ごしていました。ジム代にレッスン代など、正直お金はかかりますし、仕事も多忙を極めていたからです。でも、”今年は頑張ろう”とようやく踏ん切りをつけることができ、初出場となった今大会を良い結果で終えることができました」
初めての減量で気づいた『間違った食事管理の知識』
大会出場ともなると、一定の食事管理も必要となる。これまでもダイエット経験はあったというが、それまで正としていた自身の食事管理法は誤っていることに気づいた。
「これまでもダイエット経験はありましたが、食べるのが好きということもあり、納得のいく成果は出せずにいました。でも今回は明確に目標体重を設定。減量を通して自分の身体のことをより深く分かるようになりました。それと同時に、今まで自分がもっていた知識が間違ってることにも気づきましたね。単に炭水化物を抜けばいいわけではなく、バランスよく、高タンパク低脂質な食事が理想的であると学びました」
仕事では営業職として多忙な日々を送っている吉井さんにトレーニングとの両立法を伺った。
「仕事終わりは疲労でジムに行く元気がないこともあるので、トレーニングは朝に行うこともありました。また、ジムのロッカーを契約することで仕事帰りでもジムへ直行できる環境を整えましたね。トレーニングは全身満遍なく筋肉をつける意識で取り組みました。今大会で肩が華奢だということが分かったので、これからは肩と背中のトレーニングを強化していきたいと思います」
ボディメイクで得られるものは、筋肉がついて見た目が変わるだけではない
「身体が変わることで自信がつくのはもちろんのこと、精神的にも安定するようになりました。クヨクヨしにくくなりましたよね。また、トレーニングのモチベーションは、SNSを見てキープしていました。私はなりたい身体や姿に近い人をスマホのロック画面にしたりして。ときには誘惑もありますが、自分に厳しくなりすぎないことも継続のコツですよ」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:舟橋賢
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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