6月29日(日)、千葉県・青葉の森公園芸術文化ホールにて『サマースタイルアワード千葉予選』が開催され、附田はるか(つくだ・はるか / 47)さんがビキニモデル部門マスターズクラスで1位に輝いた。さらに附田さんは同部門ショートクラスに出場。3位に入賞を果たした。
「スタジオレッスンが大好き」と笑顔で語る附田さんは、『スポーツクラブ・メガロス』に通う。本格的なボディメイクのきっかけは、ジムで開催されるコンテストへの出場だった。
「以前から身体を動かしたり、筋トレ系YouTuberの動画を見るのが好きで。画面越しにインフルエンサーの人たちが大会に出ている様子を見て、”楽しそうだなぁ。こういう水着を着てみたいなぁ”と思っていました。そんなとき(2023年)、メガロスでボディコンテストをやることになったという話を耳にして。思い切って出場してみようと決心したのをきっかけに、本格的な筋トレを始めました」
45歳から始めたボディメイクで改善した生活習慣
ボディメイクを始めたことで得られた変化は見た目だけではない。附田さんが実感する変化は、まさにいいことづくめだ。
「時には辛さも感じる筋トレですが、身体が変わっていくのはやはり楽しいです。私は元々ジャンクフードが大好きでしたが、今はやめて低脂質・高タンパクな食事を心がけています。お酒も好きなのでよく呑みに行っていましたが、外食もほぼなくなりましたね。生活習慣が変わったことで、睡眠を長く取れるようになりました。年齢からか疲れは取れにくいですが、お風呂には1時間以上浸かることで調子も良くなりましたよ」
普段はスポーツメーカーで働いているという附田さん。フルタイムで働きながらも、仕事後や休日の時間を使って身体づくりに励んできた。
「昨年出場した大会後にはフィードバックで、下半身のたるみ改善と筋力アップ、ハリを出すようにアドバイスをいただきました。やはりお尻は年齢が出やすい部位の一つ。オープンカテゴリーは若い選手も多いため、”他の人の何倍もやらないと”という気持ちで強化してきました。ブルガリアンスクワットやヒップスラスト、スクワットを高重量で行うことで、ボリュームとハリ感は以前よりも増したと思います」
本格的にボディメイクを始めるまではジムも幽霊会員状態だったという附田さんが、トレーニングを継続できるようになった理由とは。
「ジム仲間や友人など、同じ目標を持つ人が近くにいることは大きいと実感しました。特に今回は、同じジムから同じ大会に出た方がもう1人いたので一緒に頑張れたと思います。また、身体が変わっていくのはやはり楽しいですね。40代ともなると短期間でコミットすることは難しいですが、未来の輝かしい自分を想像し、長い目で続けることが大切だと思います。コロナ前は今より15㎏太っていた私でもここまで変わることができました!”あのころには戻りたくない” という気持ちをモチベーションにこれからも楽しく続けていきたいです!」
同じ目標をもつ人が集まるコミュニティに飛び込んでみるのも、ボディメイク継続を促す手立ての一つなのかもしれない。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:舟橋賢
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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