サマスタ選手 コンテスト

元モデルがムチムチ体型をいじめ抜き「腰高ボディ」に 産後うつ・拒食症を経験も筋トレで回復

6月29日(日)、千葉県・青葉の森公園芸術文化ホールにて『サマースタイルアワード2025 千葉予選』が開催され、角田麻央(つのだ・まお / 35)さんがビューティーフィットネスモデル部門トールクラスで3位入賞を果たした。

【写真】角田麻央さんの腰高ボディを見る

20歳でサイバージャパンダンサーズに加入、29歳まではモデルとしても活動をしていたという角田さん。トレーニング歴は10年になるそうだが、そのきっかけは体型維持だった。

「表に出る仕事をしてはいましたが、太りやすくムチムチした体型が悩みで金子賢さんが通うボクシングジムに通い始めました。蓋を開けてみると、自分の身体が変わっていくことに喜びを感じ、あっという間に趣味が筋トレになって。大会観戦をきっかけにコンテストに興味をもちはじめたころ、当時お付き合いをしていた彼氏とも破局し、身体作りにより没頭するようになりました。MAX62kgだった体重も今では48kgにまで落ちましたよ」

産後の拒食症で体重激減も、トレーニングで回復

現在は母として育児に奮闘しながら仕事とトレーニングに励んでいる角田さん。しかし、第一子出産直後は産後うつに悩まされていた。

「出産前の時点でモデル業は引退してたのにも関わらず、産後うつの影響で体重は39kgにまで激減してしまいました。拒食症にもなっていたので眠れない日々でしたが、子育てと仕事があるので食べずに毎日動き回っていましたね。でも、子どもが2歳になったタイミングで ”さすがにこのままではダメだ” と思い、知り合いのパーソナルトレーナーの元で徐々に筋トレを再開。おかげで食欲も少しずつ回復し、昨年からは大会に出場できるまでになりました」

今大会では背中や肩・腕を中心に、弱点である上半身の細さを克服するトレーニングに励んだ。

「元々の骨格と、体重が激減した背景もあってか上半身の細さには課題を感じていました。そのため、今回はとにかく上半身に筋肉をつけることを目標としていましたね。パーソナルトレーニングでは高重量を扱い、身体をいじめ抜きました。さらに自主トレーニングでは、重量を落としながらも回数をこなすトレーニングを。筋量を増やしながら絞ることも忘れず、ボディメイクをしてきました」

身体づくりに取り組む上で大切なのは『自分の目指す姿』を明確にすることだ。

「どんなことでも目標を明確にすることは継続する上でとても大切だと考えています。具体的に ”こんな身体になりたい” と考えることは良いことです。私の目標は、かっこよくて強い母ちゃんになること。シングルマザーだからこそ、お父さんの代わりにもなれるような母親でありたいと思います。身体が変わってポジティブになり、生活にハリも出してくれる筋トレは魅力の塊です!」

筋トレには心も身体も元気にする『天然の治療薬』とも言えるかもしれない。

角田麻央さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

次ページ:角田麻央さんの腰高ボディを見る

取材:池田光咲 撮影:舟橋賢

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

-サマスタ選手, コンテスト
-,

次のページへ >



おすすめトピック



佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手