6月29日(日)、千葉県・青葉の森公園芸術文化ホールにて『サマースタイルアワード2025 千葉予選』が開催され、伊藤紀子(いとう・のりこ / 27)さんがビューティーフィットネスモデル部門ショートクラスで2位に輝いた。
2児の母として子育てに奮闘する伊藤さん。ボディメイクを始めたきっかけは産後の体型変化であった。
「特に2人目の出産後は体重も見た目も大きく変わりました。妊娠中の体重は74kgと、約20kgの増加でしたね。だからといって、出産直後も子供の分しか減らなくて。見た目でいうと、胸元やお腹、下半身の肌のハリがもなくなったように感じます」
子育てをしながらのボディメイクは『スキマ時間』を有効活用
子育てに励みながら、フリーランスのパーソナルトレーナーとして仕事もこなす伊藤さんに時間の余裕はない。自身のボディメイクとの両立法を伺った。
「トレーニングは、事前に予定を組むことで計画的に時間の捻出をしてきました。基本的には『スキマ時間』を見つけて行うイメージですね。朝や夜、仕事の空き時間に取り組むことが多かったです。家族と異なる食事を準備することに苦労する方もボディメイク界隈では多いですが、私は様々な食材を取り入れながら減量するスタイルだったので、使う食材は変えずに味付けだけ変えて対応していました。そうすると、家族もバランスの取れた食事をすることができますし、みんなで食事を楽しむことができたので良かったです」
2年前に出場したコンテストでは、上半身が華奢であるがゆえのボディバランスの課題を指摘されていた。
「今回は肩を強化しました。というのも、2年前に出場したコンテストでは上半身が華奢で下半身とのバランスが悪くなってしまって。その反省を覚えていたので、肩を頑張ろうと。肩は人の目にもつきやすい部位ということもあり、周囲からも褒めてもらえるようになったのですが、そしたら楽しくて止まらなくなってしまいました(笑)。サイドレイズやショルダープレスをメインに、フォームを意識したり回数を変えることで工夫しました」
「トレーニングの継続は見た目だけでなく、心の健康にも良い影響をもたらしてくれている」と笑顔で語る伊藤さんが感じる筋トレの魅力とは。
「トレーニングを始めてからは気持ちが前向きになりました。継続をすることが自分との約束を守る積み重ねが増えるような感覚になり、自信につながったんだと思います。子供が小さいうちは子供と過ごす時間が大切になりますが、ちょっとした『スキマ時間』に身体を動かすだけで気持ちのリフレッシュになります。筋トレに敷居の高さを感じる方はストレッチやヨガでもいいでしょう。最初は腰が重たいかもしれませんが、ママのリフレッシュだと思ってぜひ始めてみていただきたいです!ママさんは子供との時間を大切にしつつ、簡単なことから始めるのがおすすめです」
自宅で簡単にできるエクササイズも立派なボディメイクだ。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:舟橋 賢
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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