保育士として発達支援のデイサービス施設に勤務する、桐山ひなの(きりやま・ひなの/28)さん。スレンダーな美ボディを武器に臨んだ、ベストボディ・ジャパン主催の『モデルジャパン2025兵庫・神戸大会』(6月29日開催)、「ガールズクラス(18〜29歳)」では、満点グランプリを獲得した。
【写真】ハリ艶ボディの桐山ひなのさん 母のまどかさんとのツーショットも
三日坊主でも変われたのは、パーソナルのおかげ
普段は後の夜9時から、母親の桐山まどかさんとジムで集合。週2〜3回のパーソナルトレーニングを継続するなど、限られた時間の中でも地道に努力を重ねているひなのさん。
「学生時代、柔道をしていたころは身体が引き締まっていたのですが、競技を離れてから約10kg太ったんです。このときは自分の身体に自信が持てず、丸い顔や脂肪がついたお腹が嫌で仕方ありませんでした」と、昔を振り返る。
何度もダイエットを試みたが、ひなのさんは「三日坊主で続かなかった」と言う。そんなひなのさんがボディメイクに励み、コンテストに出るまでになったのは、母・まどかさんの誘いがきっかけだった。
雑誌のダイエットモニターに参加したまどかさんから、一緒に大会に出てみないか、と誘われ別団体のコンテストデビューを果たす。このモニター企画のつながりから、現在のトレーナーに出会い、さらにボディメイクの道を歩むようになった。
三日坊主だったひなのさんが変われた理由のひとつは、トレーナーの存在。「トレーナーがいて指導してくれるから、最短距離で身体を変えることができました」とひなのさん。
筋肉が痛くて泣くことも日常茶飯事だそうだが、それでもやるのは「自分の身体を変えてくれている」という思いから。そして、飴と鞭を使い分けてくれる、信頼の厚いトレーナーによる支えがあるからだろう。
ジャンク系は連日食べず、有酸素で体型をキープ
おいしいものを食べた翌日は、外を歩いて有酸素運動をするのがひなのさんのマイルール。
「ジャンクフードはおいしいですが、そういったものを連日食べないこと。そして、食べた翌日は有酸素運動をするのがおすすめです。景色を楽しみながらの有酸素運動が私は好きで、2時間ぐらい歩いたこともありますよ(笑)」
また、ストレスを溜めすぎないことも大切にしているそうだ。2023年には6大会への出場と3つの仕事を掛け持ちした結果、体調を崩した経験があった。現在は「ストレスフリーな健康美」をテーマに、無理のない範囲で身体づくりとコンテスト出場のスケジュールを立てている。
「あれもこれも」とやって完璧を求めすぎずに、自分のペースで続けること。ひなのさんの姿は、そんな等身大の美しさを教えてくれる。
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取材・文:小笠拡子 大会写真:岡 暁 写真提供:桐山ひなの
小笠拡子(おがさ・ひろこ)
ボディビルにハマり、毎年筋肉鑑賞への課金が止まらない地方在住のフリーランスライター。IRONMAN・月刊ボディビルディング・Woman’s SHAPEなどで執筆・編集活動を行う。筋肉は見る専門で、毎月コツコツ筋肉鑑賞貯金をしている。
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