サマスタ選手 コンテスト

31歳の“校長先生”がコンテストで3つの賞を受賞 生徒たちに伝えた「挑戦の大切さ」を体現【筋トレ】

7月26日(土)、埼玉県・熊谷文化創造館さくらめいとにて『サマースタイルアワード・ボディメイクカップ関東』が開催され、鈴木聖奈(すずき・せいな / 31)さんが女子ドレス部門の一般クラスに出場し、ベストボディ賞とオーディエンス賞を獲得した。さらに鈴木さんは女子水着部門の一般クラスにもエントリー。こちらでもオーディエンス賞の獲得を果たした。

【写真】鈴木聖奈さんのグラマラスなボディライン

ボディコンテストには初挑戦だという鈴木さんが筋トレを始めたきっかけとは。

「トレーニングを始めた目的はダイエットや体型維持のためでした。元々、モデルやレースクイーンといった、人前に立つ仕事をしていたこともあり体型維持には気を遣いたいという思いがあって。部位別に分けた本格的なトレーニングは直近の半年程度ですが、簡単なボディメイクトレーニングは1年以上続けています」

教師として、挑戦することの大切さを生徒たちに伝えたい

現在は高校と専門学校の校長として、教育に携わっている鈴木さん。夏休み前の終業式では生徒たちにあることを伝えたという。

「今夏の終業式では生徒たちに失敗を恐れず挑戦をしてほしいと伝えました。だからこそ、口だけでなく自分の背中でも挑戦する姿を見せたいと思っていて。生徒達が応援してくれていたことがパワーに変わりました。教員になってからは人前に出る機会も少なくなり、見た目に気を使うことも少なくなっていたので、今回の大会出場はいい機会になりました」

多忙な仕事の合間を縫って継続したトレーニングは早朝に実施していた。

「学校勤務は出勤時間が8時と、比較的早めです。夜も遅い時間まで残っていることが多いので、5時に起きてトレーニングをすることが多かったですね。でもそれが良いストレス発散になってくれて。スッキリとした気持ちで仕事と向き合うことができました。大会当日も緊張すると思いましたが、学校にいる生徒の方が多いのでプレッシャーは感じず臨めたと思います」

今大会ではこれまで行ってこなかった肩の強化に励んだ。

「肩に筋肉がつくと ”ゴツく見えそう” という先入観から、これまで取り組んだことはありませんでした。でも、今回はじめて『肩トレ』というものを本格的に始めると、新たな発見もあって。肩のボリュームが増すことで顔が小さく見えたり、ウエストも細く見えるということに気づいたんです。巻き肩も改善し、姿勢も良くなったと感じています」

さらに鈴木さんは「短いトレーニング時間でも体型は変わる」と笑顔で語る

「大会に出るともなると、トレーニングは毎日行わなければならないと正直思っていましたが、実際の私のトレーニングは週2日。1回のトレーニング時間は30分です。それでも身体は大きく変わりました。大切なのは継続をすること。歯磨きのように、たとえやる気がでなくても、ジムに行く習慣をつけるのです。わずかな時間でもトレーニングを始めてから体脂肪率は10%(※)落ちました。身体が変わればモチベーションもどんどん上がっていきますよ!」
※体脂肪率は市販の体組成計で測定

1日30分のトレーニングでも、ボディメイクは成功するということを鈴木さんは体現してくれた。

鈴木聖奈さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

次ページ:鈴木聖奈さんのグラマラスなボディライン

取材:池田光咲 撮影:夏目英明

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

-サマスタ選手, コンテスト
-,

次のページへ >

おすすめトピック



佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手