マッスルゲート選手 コンテスト

「年齢を重ねることへの恐れもトレーニングで手放したい」、食と筋トレを楽しむ42歳が体重約10kg減で挑んだステージで入賞

7月30日(土)、東京ビックサイトで行われた『マッスルゲート東京スポルテック大会』。ウーマンズウェルネス一般の部で4位入賞した岡村沙織(おかむら・さおり/42)さんは、2023年にウーマンズレギンスのカテゴリーでマッスルゲート初出場、翌年ウーマンズウェルネスに転向して今年、2年目のシーズンを戦っている。

岡村沙織さん

【写真】鍛えて絞ってつくり上げた、岡村沙織さんのメリハリボディ

「ボディメイクを始めたのは2021年のこと。コロナ禍で自分史上最大の59kgまで増えた体重を減らそうと、ダイエットを始めたのがそのきっかけでした」

まずは朝食をプロテインに置き換えたところ、すぐに2kg落とすことができた。

「そこから宅トレを始めて2ヶ月で『もっと本格的に身体を鍛えたい』と思いジムに入会したところ、すっかりトレーニングにハマってしまいました(笑)」

当時と比較すると飛躍的に筋量が増えているにも関わらず、現在の体重はオンシーズンで52~55kg、オフシーズンで49~50kgをキープできている。

「昨年は大会前の減量を頑張り過ぎてしまい、一時期ですが、生理が止まってしまったこともありました。その反省から今年は体調を優先して1日あたり1300kcalを下回らないよう心がけたのですが、それでも最後には多少フラフラする感覚があったので、今後はバランスとして炭水化物の量を調整してみようかと考えています」

もともと食べることが好きだと言う岡村さんは、減量期にはカロリーや量はもちろん食材にもこだわり、たとえば炭水化物ひとつを取っても、小麦やお餅ではすぐお腹が空く、芋はお腹が張る……と試行錯誤。今は白米を中心に、時々オートミールや米粉でのバリエーションを楽しんでいる。

「減量期はストイックに頑張りますが、増量期には大好きなミルクたっぷりのカフェラテを解禁。友人との外食もしっかり楽しみます。今大会後のご褒美には二郎系ラーメンに初挑戦。あとシュラスコ、炉端焼き、ステーキ、スコーン、サモサなど、友人との外食の予定もここぞとばかりに入れまくっています(笑)」

食を楽しむ期間こそ、筋トレの内容と量の重要性がより際立つ。

「しっかり食べてしっかり鍛えて、まだまだ身体を大きくしていきたい。そのために最近トレーニングを5分割から3分割に変え、的を絞って鍛えることで狙ったところを集中的に肥大させられれば、と取り組んでいます。それに伴い重量設定や追い込み加減も調整しました。私は独りよがりになりがちだという自覚があるので、すべてトレーナさんにお願いすることで可視化、客観化することを重視しています」

これからもずっとずっと、ボディメイクを続けていきたいと考えている。

「年齢を重ねることへの恐れもトレーニングで手放したい。年々増えるシミやシワを嘆くのではなく、増える筋肉量を誇りに笑顔で年齢を重ねていくのが目標です!」

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

次ページ:鍛えて絞ってつくり上げた、岡村沙織さんのメリハリボディ

取材:大塚真奈美 撮影:中島康介

執筆者:大塚真奈美
編集者・ライター。ヘルス&フィットネス、美容、グルメなどの分野で企画・編集・取材・執筆。群馬県出身、東京都在住。

-マッスルゲート選手, コンテスト
-,

次のページへ >





おすすめトピック



佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手