ベストボディ選手 コンテスト

58歳・メリハリボディめざして筋量アップに励む「ヒップの形が良くなるのが自分でわかってうれしい!」【筋トレ】

8月24日、大阪国際交流センターで『ベストボディ・ジャパン2025大阪大会』が開催された。クイーンクラス(50歳~59歳)では、上志幸(じょうし・ゆき/58)さんが準グランプリに輝いた。

【写真】上志幸さんのくびれボディ

50歳越えで筋トレ開始でも変われる!

上志さんが筋トレを始めたのは5、6年前のコロナ禍のころ。

「フラダンスをしていて、自分の姿勢が悪いことに気づきました。姿勢改善と、これからの健康のために、ゆるく筋トレを始めました。初心者でフォームがわからないので、パーソナルトレーナーについてもらって週1回40分だけ。はじめは自重のスクワットも膝が内側に入ってしまうし、2kgの軽いダンベルでも筋肉痛になり、『こんなになまっていたんだなぁ』と筋肉痛がくるたびに思っていました」

大会に出場しているパーソナルトレーナーからいろいろな話を聞き、「目標があった方がモチベーションアップにもなるかな」、と筋トレ開始2年目から大会に出場することを決めた。

「大会出場を決めて、筋トレのフォームが安定してくると成長でき、ヒップの形が良くなるのが自分でわかってうれしくなりました。年齢的にも体型が崩れるのは仕方ない、と思っていましたが、案外変わるというのが新鮮で驚きでした。選手仲間に勧められて始めたピラティスで内転筋を意識して使うようになり、脚のラインが整いました。また、元々呼吸が浅くて肋骨が開きやすかったのが、吐く呼吸を意識することで肋骨が開きにくくなり、ウエストが細くなりました。ピラティスは筋トレとは別の、身体の中から疲れるような独特のキツさがあり、帰宅するとソファで寝てしまうくらいでした」

食事はタンパク質摂取としっかり食べることを意識

胃腸が強くなく、量は食べられないがパスタなど小麦や甘いものは好きでよく食べていたという上志さん。

「筋トレ開始1年目から食事のアドバイスはもらっていましたが、気にせず食べていました。大会に出るようになってからはタンパク質も意識して取るようになり、和食中心でお魚、鶏肉、赤身の牛肉をバランスよく食べるよう心がけています」

上志さんは昨年までは細身の身体が評価されるモデル部門に出場していたが、今年からベストボディ部門にカテゴリー変更した。

「しっかり食べて筋量を増やすようアドバイスがありました。今は食事の回数を増やして、意識してしっかり食べるようにしています。身体を大きくすることに抵抗がある方もいらっしゃるけれど、私はうれしいです。骨格的にも合っているし、私が好きなメリハリのある身体をめざすことができるのでモチベーションも上がっています」

「大会にチャレンジして良かった」、上志さんは言う。

「最初は成績に一喜一憂して、思うような結果が出ないと落ち込んでいました。今は悔しい思いをすることがあっても、負けたときこそ成長につながるチャンスだと思っています。順位がつくので厳しいですが、励まし高め合っていける仲間に恵まれ、切磋琢磨できることが楽しいと思えるようになりました」

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取材:あまのともこ 撮影:岡 暁

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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