8月17日(日)、茅ヶ崎市民文化会館で行われた『マッスルゲート湘南大会』のウーマンズウェルネス一般の部で優勝を手にした、成瀬美羽(なるせ・みう)さん。
きっかけはスタジオレッスンから、大会出場へ
成瀬さんが筋トレを始めたきっかけは、スタジオレッスンだったそうだ。
「もともとスタジオレッスンのパワー系のクラスに参加していました。ただ、ちゃんと正しいフォームでやりたいという気持ちが強かったので、レッスンのフォームを個別に習いたいと思ったのがパーソナルを受け始めたきっかけでした」
やがて、パーソナルトレーナーから大会出場を勧められたという。
「私自身、筋トレの成長が頭打ちになっていると感じていたため、新しい刺激を取り入れたいと思い出場を決めました」
昨年も大会に出場したという成瀬さんは、当時の減量を振り返ってこう話してくれた。
「昨年は減量初期からカロリーを一気に減らして、有酸素運動もやっていました。その結果、失敗してしまいました。『切り札はとっておく』ということを頭では分かっていましたが、できること全てやりたくて(笑)。ただ、それだと長期間持たせるのが難しく、結局食欲が不安定になりやすかったです。そのため、今年の減量初期は去年の倍くらいのカロリーからスタートしていました」
昨年の経験を踏まえ、今年はより工夫を凝らしたという。
「基本はやはり鶏むね肉が多いです。ただ、今年は鯖も割と取り入れていたかと思います。脂質が多く、満足感があるので良かったです。トレーニングはその日にやりたい・気持ちが向いた部位をやっていました。とにかく楽しく大会に出たいと思っていたため、筋トレや大会が嫌になることがないようにしていました」
無理をせず「楽しむこと」を軸にした結果、しっかりと自分自身と向き合うことができたという。
優勝に満足せず次に向かって
「今回の結果を受け、他者との比較ではなく、自分の中でどうだったかという視点に立つとまだまだ課題がたくさんあるので、うれしさと悔しさが半分ずつ。結果に甘んじず、精進していきたいです」
優勝という結果に満足するのではなく、すでに次の挑戦を見据えている。
「今年の始めまで、まさかウェルネスに挑戦するとは思っていなかった(大会に出るとも思っていなかった)のですが、目の前にあった機会に足を運んでいたら、点が線になるように次々にサポートしてくださる方々に出会って、背中を押してもらいました。きっかけの声かけをしてくださった方、その時々背中を押してくださった方々、皆さん、大会の大変さを知っているだけに、常に私の悩みや相談に真剣に向き合ってくださいました。ここまで続けてこられたのは、その都度出会った方々のおかげであり、人とのつながりもボディメイクの魅力の一つだと思います。迷ったら挑戦しつつ、一人で悩まず、時には周囲に助けを求めることも大事だと思います」
『迷ったらまずは挑戦してみる』と成瀬さんは一歩踏み出せずにいる人たちの背中を押してくれているのではないだろうか。
「私はこれからも筋トレを心から楽しんで、その結果自分がどうなっていくのか、どうなっていきたいのかを探求していきたいです!」
取材:佐藤佑樹 写真提供:中島康介
執筆者:佐藤佑樹
主にFITNESS LOVEで執筆中。自身も大会へ出場するなどボディメイクに励んでいる。料理も好きで、いかに鶏胸肉を美味しく食べるかを研究している。