JBBF選手 コンテスト

愛らしい43歳のワーキングママが国際大会で優勝に輝く!ハリのあるメリハリボディで魅せた【筋トレ】

8月1日に行われたJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催の『SPORTEC CUP』ビキニフィットネスで優勝に輝いた小竿愛子(こさお・あいこ/43)選手。同月の23日~24日にタイ・パタヤで開催された『IFBBMr.ユニバース』にも出場し、一般の部158cm以下級で優勝、さらにマスターズでも2位という好成績を収め、国際舞台で存在感を示した。

【写真】愛らしさ全開!小竿愛子選手のメリハリボディと大会オフショット

小竿愛子選手

普段は住宅設備機器メーカーの営業マンとしてフルタイムで働くワーキングママ。もともと趣味として始めたビキニフィットネス競技だったが、いまや会社全体でサポートしてくれるほどに成長。

「社内報で取り上げてくださったり、廊下で声をかけてくださったり。大会出場も応援くださって本当にありがたいです」と小竿選手は噛み締める。そんなサポートを背に立った国際大会の舞台。「本当に貴重な経験になった」と話す舞台裏を教えてもらった。

国際大会ならではの独特な経験

「どんな国の選手が来るのか、どんな審査員に見てもらえるのか、当日になるまで分からないんです。マスターズだと身長も揃っていないし、前日計量の時間も幅広い。実際にステージに並んで初めて対戦相手の顔ぶれが分かるんです」

今回のマスターズにはロシアの選手も出場。158cm以下級のカテゴリーではアジア圏の選手が多かったという。昨年12月、IFBB(国際ボディビル・フィットネス連盟)主催の『世界フィットネス選手権』を経験していたことが大きく、直前まで状況が不透明であっても「そういうものだ」と自然に受け入れられたという。

一方で、海外への不安もあった。食べ物や衛生面を含めて「海外は怖い」という印象が強かったという小竿選手。減量末期で迎える国際大会という状況もあり、現地で買ったのは水だけ。

「日本から持ち込める食料を持参し、基本的にはそれを食べていましたね。朝食はホテルのビュッフェからゆで卵や生野菜を選んでいただきました。ホテルにレンジがなくて少しつらかったですが、なんとか工夫して過ごしました(笑)」

舞台に立ってみれば得られるものは多かった。大会翌日には、次戦の『ALL JAPAN』を意識してポージング練習を行っていたところ、オーストラリアのチャンピオンから直接アドバイスを受ける機会もあったという。「国境を越えて選手同士が交流でき、意見をもらえることは本当に貴重」と笑顔を見せた。

初めての小さな挑戦はロシアンメイク

小竿愛子選手

国内の大会では基本的にストレートヘアーでステージに立つことが多い小竿選手。しかし今回は、小さな挑戦として初めて公式ヘアメイクに依頼したそうだ。ロシアから来ていたメイクアップアーティストに仕上げてもらい、自分では想像できないスタイルに。

「偶然公式の方が来られていたので、せっかくならと思ってお願いしたんです。ウェーブヘアーに初挑戦し、見たことのない自分になれました。ステージでの立ち振る舞いだけでなく、メイクの仕上げ方や髪を崩さずに行うパンプアップの方法など、日本では経験できないことばかりで勉強になりました!」

一方で反省点も残した。「下半身に比べて上半身はまだ薄い。もっと作り込む必要があると痛感しました」と冷静に自己分析する。スポルテックからユニバースまでの調整では、体重を落としすぎず筋肉の張りを残すことを重視。特殊なディプリートやカーボアップは行わず、直前3〜4日で微調整を行い、ピークを大会に合わせることに成功したという。

次なる舞台は9月13、14日に行われるALL JAPAN。小竿選手は「スポルテックのときとは違う自分を見せたい。『進化したね』と思ってもらえるはず」と力を込める。目標は、一般の部・マスターズともに優勝。そう言ってはにかむ表情の奥に、国際舞台で得た確かな自信が垣間見えた。

次ページ:愛らしさ全開!小竿愛子選手のメリハリボディと大会オフショット

取材・文:小笠拡子 写真提供:小竿愛子

-JBBF選手, コンテスト
-, , ,

次のページへ >

おすすめトピック



佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手