サマスタ選手 コンテスト

25歳の駆け出し薬剤師が“ビューティーボディ”でコンテスト2冠! スキマ時間に弁当片手にジムへ直行【筋トレ】

8月31日(日)『サマースタイルアワード(以下サマスタ)京都予選』で、出場した2部門、ルーキービューティーフィットネスモデル部門、ビューティーフィットネスモデルトール部門で優勝し、ボディコンテスト初出場ながらプロカードを手にしたのが、病院薬剤師の那須史生子(なす・みおこ/25)さんだ。

【写真】薬剤師・那須史生子さんの引き締まったビキニボディ

那須史生子さん

肩こりがきっかけで始めたトレーニング

もともと運動好きだった那須さんだが、大学4年生のころから勉強時間が増え、肩こりに悩まされるように。身体を動かそうとジムに入会したのがトレーニングとの出合いだった。最初は週1回程度の軽い運動だったという。コンテスト出場を意識し本格的に鍛え始めたのはわずか4カ月前。そこから一気に身体を磨き上げた。

「脚が変わったとか、肩のラインがきれいと言われたときに、自分でも変化を実感できてとてもうれしかったです。外見だけじゃなく生き生きしてると言ってもらえるようになったのも大きな変化でした」

出場のきっかけは、インフルエンサー・ちゃぴさんの存在。Instagramで偶然見かけた写真に強く惹かれ、「私もこうなりたい!」と思ったという。国家試験に合格し、薬剤師として働き始めた今、挑戦するタイミングが整ったことで一歩を踏み出した。

「コンテストでは特に脚とお尻を評価されて、自信につながりました。前ももが張りやすい体質なので、常にハムストリングを意識してトレーニングをするようにしていました。肩や背中は苦手意識が強く、僧帽筋に力が入りやすいので、そこは課題に感じています。今回初出場だったのですが、ポージング練習を始めたときに、毎日の写真を比べて明らかな変化が見えて感動しました。下半身の絞りも上手くいって自分の脚じゃないみたいと思えるほどでした」

薬剤師として入職してまだ5カ月。シフト制で夜勤もあるため、トレーニング時間の確保は簡単ではない。隙間時間を見つけてはお弁当を片手にジムへ直行し、帰りにもトレーニングを行った。

「減量期はきつかったですが、その分生活習慣を見直すきっかけにもなりました。これから夜勤が始まったとき、どう工夫するかが次の課題ですね」

ピアノの発表会以来10年ぶりに人前での大きなステージに立ったという那須さん。最初は緊張したが、プロ選手でポージング講師の千原由理奈さん、駒井亜紀さんから学んだ『私を見て!』という気持ちを胸に、ステージを楽しめたそうだ。

「初めての大会で2冠が獲れたことにまだ実感がありません。でも支えてくれたトレーナー、ジムの仲間、家族、友人のおかげです。トレーニングを始めて、自分のことが好きになれて、自信も少し持てるようになりました。まだスタート地点ですが、目標達成のためにこれからも励んでいきます」

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない

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取材・文:柳瀬康宏 撮影:岡暁

執筆者:柳瀬康宏
『IRONMAN』『月刊ボディビルディング』『FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格:NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動。2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに挑戦中。

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