マッスルゲート選手 コンテスト

ボディコンテストで一家全員入賞 高校2年・16歳の娘は初挑戦「次はお母さんに勝ちたいです」

9月7日(日)、アクロス福岡イベントホールで開催された『マッスルゲート福岡』。その舞台に、ひときわ観客の目を引く家族がいた。母、父、そして娘の3人そろって同じコンテストに出場した真木一家だ。母・香(かおり/52)さんはウーマンズレギンス158cm以下級で2位、娘・心(こころ/16)さんは同級で6位、父・宏二(こうじ/53)さんはボディビルマスターズで2位。全員が見事に入賞を果たした。

【写真】真木香さん、心さんの母・娘で息ピッタリのポージング姿

真木一家

きっかけは「ジム通い」から

フィットネスを始めたのは7年前。最初にジムに入会したのは香さんだった。

「三日坊主の私が、なぜか筋トレだけは続いているんです。身体が変わっていくのが楽しくて」

やがて宏二さんも加わり、さらに娘の心さんも「一緒にやってみたい」と自然にジムに通うようになった。3人が足を運ぶのは地元・唐津のボディメイクONIX GYM。家族の共通の趣味がそのまま生活の一部となり、気づけば「大会にも出てみよう」という流れになった。

親子で並ぶステージ

真木心さん

今回、初めて母娘で同じステージに立った心さんは高校2年生。普段はバレーボール部に所属している。

「体幹がしっかりしてジャンプ力も上がりました。筋トレが部活にもプラスになっています」

親子で挑んだ初舞台。緊張するかと思いきや、堂々とポージングを決めた心さんに、父は「娘のポージングは母にぴったり合っていて驚きました。親子であんなに息が合うとは」と感心した様子だ。

家族で共有する日常

真木家では減量も「無理なく、楽しく」がモットー。特別な制限食ではなく、魚や肉を工夫した家庭料理をみんなで食べる。

「同じ食事をして、同じように身体を作っていくから、自然と会話も増えるんです。自分だけの趣味でジム通いや大会出場だと家族への後ろめたさで100%打ち込めなかったかもしれない。でも家族全員で同じことをしているので、その意味で幸せだなと感じています」と宏二さん。

大会前には「親子で出場できるなんてうらやましい」「親子でコンテスト出場してみたい」と多くの仲間から声をかけられた。

香さんも「思春期の娘とこれだけ仲良くいられるのは一家で筋トレをしているからだと思うので、改めて幸せだなと感じました」と笑顔を見せる。

楽しむことが一番のモチベーション

「筋トレはきついイメージがあるけれど、実際は身体の変化を楽しむこと。家族や仲間と共有すれば、続けやすいしモチベーションも上がります」と香さん。

次の目標を聞くと、心さんは「次はお母さんに勝ちたい」、宏二さんは「年齢に負けない身体づくりでマスターズ優勝を目指したい」、香さんは「少しずつ理想の身体に近づけたい」とそれぞれが語る。

大会での順位以上に、同じ目標に向かって挑戦し続ける家族の時間こそが、真木一家にとっての大きな財産だ。

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

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