9月7日(日)、アクロス福岡イベントホールで行われた『マッスルゲート福岡大会』でビキニフィットネスマスターズ(35歳以上の部門)で優勝、ドリームモデル163cm以下級で2位という素晴らしい結果を手にした、野見山真衣(のみやま・まい/40)さん。クラシックバレエの経験を生かした身体づくりとは?
『筋肉貯金』で大会出場へ
「3歳~12歳までクラシックバレエをしていて、5年ほど前から再開しました。ウエイトトレーニングとは違った筋肉が鍛えられそうだと思い気分転換にレッスンに軽い気持ちで入ったら、踊る楽しさに目覚めてしまいました(笑)」
筋トレを始めたのは「筋肉貯金」のため。さらに今年からオンラインでボディメイクコーチの仕事を始めたこともあり、大会出場を目指すことを決意したという。
「今後、クライアントさんの中で大会に出場したい方がいたときに自分の経験を生かしてアドバイスできると思ったんです」
大会に向けた減量法は、普段からの健康志向がベースになっている。
「普段から野菜・肉・魚を中心に食べていますが、大会に向けては特にタンパク質量を意識しました。トレーニングはお尻や大胸筋を意識した内容が中心です。得意な部位は背中で、“これをしたら後ろ姿がどのようにきれいに見えるか”をイメージしていました」
一方で、過去には“食べないボディメイク”にこだわり、失敗した経験もある。
「体重にとらわれすぎて無理をしてしまったことがありました。でも今回は極端な食事ではなく、タンパク質を意識して健康的に減量しました」
さらにしなやかな身体を目指して
「ドリームモデル2位は正直、悔しいです!」と率直な気持ちを語る野見山さん。しかし、筋トレを始めたことで思わぬ良い変化もあったという。
「筋肉がついたことでクラシックバレエも踊りやすくなり、腹筋が割れるなどの変化が目に見えてわかるので、気持ちも前向きになれました」
これからの自身の理想像も教えてくれた。
「私は“しなやかで軸のある身体”を目指しています。少しでもバレエが上手になりたいし、歳を重ねても動ける身体でいたい。そしていつまでも自分の足で歩くことを目標に、これからも日々トレーニングを続けていきます!」
そして、野見山さんの今後の目標は、自分一人のためではなく、多くの人の健康を支えることだという。
「生活習慣病は食事と運動で大きく改善できます。だからこそ、自分の身体と向き合う楽しさを広め、健康な人を増やしていきたいです」
取材:佐藤佑樹 写真提供:北岡一浩
執筆者:佐藤佑樹
主にFITNESS LOVEで執筆中。自身も大会へ出場するなどボディメイクに励んでいる。料理も好きで、いかに鶏胸肉を美味しく食べるかを研究している。