体型が崩れてきたことに気づいても何もしない人、何をすればよいのかわからない人、とにかく身体を動かしてみる人、いろいろな人がいるだろう。9月15日(月・祝)に開催された『マッスルゲート茨城』ウーマンズレギンスフィットネスに出場した飯島綾香(いいじま・あやか/36)さんが体型の変化に気づいたのは30歳を過ぎたころだった。
体重増加でも砂時計ボディを実現!
「30歳を過ぎてから、お尻など、重力に負けて落ちてきて、体型が崩れてきました。これまで運動をしたことがなく、とりあえず走ってみたのですが半年経っても変化がなく、ジムで筋トレを始めました。最初は見よう見まねでトレーニングしていて体型は変わらず、ジムの掲示を見てパーソナルトレーニングをお願いすることにしました」
パーソナルトレーニングは月2回。
「パーソナルは回数が少なくてあまり効果を感じることができませんでした。でも、ジムで知り合った方たちにマシンの使い方や、バーベルスクワットなどフリーウエイト種目を一通り教わると、半年ほどでお尻が大きくなって形も良くなり、背中も広がってきました。食事もお米、和菓子、鶏むね肉、プロテインの摂取量を増やして、しっかり食べるようになったことで身体が大きくなり、体重は5kg増えました」
体重が増えたことを気にすることはなかったそうだ。
「身体が砂時計のような形になり、女性らしい身体になっていたので、体重は気になりませんでした。ジムや会社の方々にも『いい身体だね』、『変わりましたね』と言われるようになって、自分の身体に自信が持てるようになりました」
今は週4~5回で1時間半~2時間。脚、お尻、肩、背中、胸の5分割でトレーニングをしている。
ピラティスでトレーニング効果アップ
飯島さんは今年2月から、茨城県土浦市にあるマシンピラティス専門スタジオBeat Pilatesでインストラクターをしている。
「ピラティスをやるようになって、トレーニングをしているときの身体の使い方や呼吸の仕方が変わり、身体が柔らかくなったと感じています。股関節の使い方も変わり、スクワットも深くしゃがめるようになり、腸腰筋も使えているなという自覚があります。自分でもびっくりするくらい、1レップごとに刺激の入り方、筋肉の感じ方が変わりました」
ピラティスで効果を感じたのは飯島さんだけではない。
「受講されている方は運動をされていないお客様が多いのですが、週2回、3カ月続けると、『ウエストが細くなりました』というお話が出てきます。ピラティスを始めて、生活習慣を意識してくださるようになることで身体も変化するようです」
飯島さんは言う。
「私も拒食と過食の経験があるので気持ちはすごくわかるのですが、『痩せたい、痩せたい』と無理なダイエットで身体を変えようとされている方が多いと感じています。しっかり食べて楽しく運動して痩せることで、理想の身体をめざしていけたらいいな、と思います」
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材:あまのともこ 撮影:北岡一浩
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。