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「小学校の入学式で親よりも脚が太かった」 28歳がコンプレックスを武器にボディコンテスト優勝【筋トレ】

9月7日(日)、アクロス福岡イベントホールで行われた『マッスルゲート福岡大会』のウーマンズウェルネス一般の部で優勝を手にした、今屋咲季(いまや・さき/28)さん。

【写真】鍛え上げた脚を堂々と披露する今屋咲季さん

幼いころから体型がコンプレックス

「生まれたときから自分の体型がコンプレックスでした。小学校の入学式の写真では親よりも脚が太く、社会人になってからも先輩に『水泳したことあるの?肩幅広いね』と言われてすごくショックでした」と辛い過去を語る今屋さん。

筋トレを始めたきっかけは、当時付き合っていた彼氏に振られたことだった。

「最初は元彼に振られたのがきっかけです。『振ったことを後悔させてやる!』という気持ちでジムに入会したのですが、いつの間にかトレーニングにハマっていました(笑)。その後、初めてJBBFのボディビル大会を見に行ったときに、自分もあの舞台に立ちたいと思うようになりました!」

大会で受けた刺激が、挑戦への原動力となったのだ。

「トレーニングは週4回。肩、背中、四頭、ハムストリングの4分割で行っています。肩や背中は1時間ほどですが、脚は得意で特にハムストリングを重点的に鍛え、2時間半から3時間かけてトレーニングしていました。ブルガリアンスクワットでは片脚に体重を乗せ、踵重心で押し上げるように意識し、動作の途中で切り返すことでお尻からハムにしっかり効かせています」

ハードなトレーニングに加え、食事も徹底管理していた。

「食事は基本的にご飯、鶏むね肉、野菜、汁物。減量末期の1カ月は芋にピーナッツバターを添え、鶏むね肉と野菜、汁物というシンプルなメニューで過ごしました」

さらに、日々の体調ケアにも余念がない今屋さん。

「下半身がすごく浮腫みやすいので、毎朝ローラーでマッサージし、夜はオイルでケアしていました。生理前などホルモンバランスが乱れる時期はアーモンドを食べたり、カフェインを控えるようにもしています」

自己管理の積み重ねが、優勝という大きな結果へと結びついた。

コンプレックスを武器に!目指すはXシェイプ

「結果発表を舞台で聞いたときはうれしい反面、実感がなくて。YouTubeで自分を見返したら全然うれしそうじゃない顔をしていて、『もっと笑えば良かったな』と思いました(笑)。でも、振られたことがきっかけで筋トレを始めて、金メダルを取るまでに成長できたので、今では元彼に感謝しています。『ざまあみやがれ』って気持ちもありますけどね(笑)」

過去に抱えていたコンプレックスも、今では大きな自信の源になっている。

「昔は自分の体型が嫌いでしたが、今はすごく大好きになりました。筋トレは私に自信をくれるものです。来年はJBBFのウェルネスに挑戦して、さらに良い成績を収めたいです!」

目指す体型は「Xシェイプ!ポケモンで言うならミュウツーです!」と明るく語る姿が印象的な今屋さん。

きっかけはたった一つの失恋。しかし、そこから努力を積み重ね、コンプレックスと真剣に向き合った結果が優勝につながった。今屋さんの歩みは、「自分の嫌いだった部分筋トレで味方になる」ということを体現している。

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取材:佐藤佑樹 写真提供:北岡一浩

執筆者:佐藤佑樹
主にFITNESS LOVEで執筆中。自身も大会へ出場するなどボディメイクに励んでいる。料理も好きで、いかに鶏胸肉を美味しく食べるかを研究している。

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