ベストボディ・ジャパンが主催する数々のボディコンテストのなかで、同業者同士で競い合う部門が設けられているのが『ジャンル別・職業別大会』。その東日本大会(9月7日開催)のミス・ベストボディ・ドクター&医療従事者部門に出場、現在看護師としての仕事とボディメイクとを両立している、岸ゆきこ(きし・ゆきこ/46)さん。
「私自身の理想とする体型から普段はモデルジャパン部門に出場しているのですが、この大会だけは私にとって特別なんです。だからより筋肉量が必要なベストボディ・ジャパン基準であることは特に気にせず、ヘアメイクをしっかりキメて、私らしい身体で堂々と(笑)、笑顔で楽しく舞台に立とうと決めていました!」
岸さんにとってこの大会の一体なにが“特別”なのか。
「5年前に私が初めて出場したのが、ミス・ベストボディ・看護師部門だったんです。そのとき予選落ちしてしまって、ものすごくつらく悔しい思いをしました。でもその経験からトレーニング内容を見直し、また舞台でのパフォーマンスも徹底的に研究した結果、翌年グランプリを獲ることができたんです!」
今大会でもスリムなボディながら健闘し、準グランプリを獲得した。
「私は健康オタクな母と祖母の影響もあって、ファストフードや菓子パン、ジャンクフードなどをほとんど食べずに育ってきました。今も普段の食事なら納豆とお魚とごはんがあれば十分。そのぶん友達との食事や外食は思い切り楽しむ。実際には自然とヘルシーなものを選んでいることが多いですが(笑)、たとえばスイーツを食べに行くなら前後の食事を調整する、また外食が続かないように予定を組むなど、バランスを大切にしています」
お酒も大好きで「大会のために一生我慢、なんてナンセンス!」と言い切る。
「人生は一度きりなので、楽しむときは楽しむ。でも大会前1週間は外食やお酒を控えるなど、自分なりのルールを決めて調整しています。お酒を飲むときはあまり食べないので事前にしっかり食事を取ってから行くなど、血糖値や栄養バランスを考えて行動してます。看護師としての知識を生活の中で実践することで、無理なく続けられる健康習慣になっています」
フリーランスの立場で看護の現場に立つ傍ら、個人で健康や婚活のサポートを行っている岸さん。仕事と生活とボディメイクが関与し合い、すべてに相乗効果が得られていると言う。
「健康サポートでは、健康診断の結果などから食事や運動の指導、将来の病気についての解説などを通じて病識や健康意識を高め、生活習慣を根本から見直すお手伝いをしています。また婚活サポートでは、ダイエットや美容を通じた自分磨きをサポート。健康と美容の両面から自信を持って婚活に臨めるよう伴走しています」
すでに欠かせなくなっているボディメイク習慣だが、迷うことなく「ずっと続けていくつもり」だ。
「心身の健康のため、そしていつまでも自分の足で歩き続けるために欠かせないということはもちろんですが、何より大会での新しい出会いやご縁、そしてベストボディジャパンの舞台そのものが本当に楽しくて大好きなんです。時間や環境が許す限り、これからも挑戦を続けていきたいと思っています!」
取材:大塚真奈美 撮影:荒熊流星
執筆者:大塚真奈美
編集者・ライター。ヘルス&フィットネス、美容、グルメなどの分野で企画・編集・取材・執筆。群馬県出身、東京都在住。
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