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「180度開脚ポージング」で魅せ女子フィジーク日本7位の漆島美紀 「食べながら脂肪を落とす」を成功させた減量方法は“3日+1日”ルール

10月12日(日)、東京・江戸川区総合文化センターで開催された『JBBF日本女子フィジーク選手権』(以下日本選手権)で7位入賞となった漆島美紀(うるしま・みき/49)選手。全国の強豪女子フィジーク競技者から日本のトップ12名「ファイナリスト」が決まり、その中で優勝者を決めるこの日本選手権。漆島選手は2023年に10位、2024年は6位。今年は一つ順位を落とすこととなったが、減量中の効果的な食事戦略など、成功した取り組みがある。

【写真】漆島美紀選手の180度開脚ポージングとバキバキの背中

漆島美紀選手

「昨年は細くなりすぎた反省から、今季は“バルクを残したまま絞る”をテーマに減量に取り組みました」

漆島選手は今シーズン、「3日間低カロリー+1日リフィード(炭水化物を多めに摂取)」のサイクルで減量を進行。さらに3週間が経つごとに1週間のダイエットお休み期間を挟み、ストレスを溜めずに取り組めたという。特にリフィード期間には、「お米の量を増やしたり、甘みとしてかぼちゃを加えたり」と健康的な食事内容をキープ。3日に1度訪れるこの日が減量のストレス軽減に大きく影響した。

「今年は食べても(体重が)落ちる感覚があり、筋肉量を減らさず進められた手応えがありました」

しかし、ステージを終えて感じたのは「もう二絞りできたかもしれない」という感触だった。

「昨年のように身体が小さくなりすぎるのでは、という不安から思い切って絞り込むことを止めたのですが、実際はあの段階からまだ絞っても筋肉のサイズは保てたのではないかと思います。そこは来年以降の課題ですね」

今後は強みである背中や脚のトレーニングボリュームを少し削ってでも、弱点と話す肩と腕の強化に重点を置く予定だ。オフシーズンの増量についても、これまでのように無闇に体重を増やさず、体重は+4㎏増までに抑える計画を立てている。

「今まではオフになると過食気味になり、3カ月間ずっと過食してしまったこともありました。でも今年は食欲を比較的コントロールできていて、いいスタートが切れています」

すでに翌年への闘志を燃やし、トレーニングや食事管理に励んでいる。

「来年の日本選手権は最低でもトップ6、狙うはトップ3。そして最終的には女王の座を目指します」

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材・文:FITNESSLOVE編集部 撮影:中原義史

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