11月13~17日(現地時間)、スペイン・サンタスサンナで開催された『IFBB世界フィットネス選手権』。この大会はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)の大会で好成績を収めた女子選手たちが日本代表として世界の選手たちと競う戦いであり、日本からは5カテゴリー(女子フィジーク、ボディフィットネス、ウェルネス、ビキニフィットネス、フィットモデル)の選手たちが出場した。
そんな中、女子フィジークに出場した荻島順子(おぎしま・じゅんこ/57)選手が163㎝以下級で優勝、マスターズクラスでも2位に輝いた。荻島選手は日本選手権を3連覇中の絶対女王であり、昨年の同大会でもオーバーオール優勝に輝いている。今大会で世界選手権2連覇となり、日本のみならず世界の女王としての地位をより盤石なものとした。
【写真】世界2連覇・荻島順子選手のバキバキかつ丸みのある筋肉

「今回はクラス別で優勝、マスターズオーバーオールで2位を頂くことができ、ほっとしています」
世界選手権では進行表から大きく時間が押してしまうことも度々あるが、今回もハプニングに見舞われた。
「朝からかなりバタバタで、フリーポーズも突然かかった曲で踊るという感じでしたので、私はロック調の曲で即興で踊りました。聞いていた話で、本当に起こるんだ!と思いましたが、とても良い経験になりました。世界大会は何が起こるか分からないのが面白いところでもあります」
日本では絶対女王として、女子フィジーク界を引っ張っていく立場にある荻島選手。
「今回はバルク重視という印象の大会でした。その中で、これからやるべきことが見つけられたような気がします。日本人らしさを忘れずに、ナチュラルボディビルディングを貫いていきたいと思います。それが日本が目指すボディビルの姿だと信じて、これからも頑張っていきたいと思います」
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
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文:FITNESS LOVE編集部 撮影:Igor&Jakub
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