サマスタ選手 コンテスト

夜勤もこなす25歳・看護師が勤務前のトレーニングでボデイメイクに成功 「目的意識と継続で身体は変わります!」

11月2日(日)、神奈川県・松田町生涯学習センターにて『サマースタイルアワード 2025 神奈川予選』が開催され、日髙莉乃(ひだか・りの / 25)さんがビューティーフィットネスモデル部門トールクラスで1位を獲得した。

【写真】日髙莉乃さんの砂時計ボディ

学生時代は陸上競技の長距離選手として活動をしていたという日髙さんがボディメイクに目覚めたきっかけとは。

「子供のころから身体を動かすことが大好きで。中学時代に長距離選手として陸上競技に打ち込んでいた名残もあってか、引退後も毎日自宅の周りを走ることを習慣としてきました。身体を動かさないとなんだか落ち着かない気がしてしまうんですよね(笑)。そのため、大人になってからも “何かしたい”と思っていて。そんなときに通い始めたのがジムでした。筋トレに取り組むうちにサマスタに出場する選手を目にするようになって。今回出場したビューティーフィットネスモデルの衣装に一目惚れをして大会出場を目指すようになりました」

夜勤との両立に苦しみながらも達成したボディメイク

看護師として働く日髙さんは夜勤もこなす必要があるため、時間や曜日を固定したルーティーンワークとすることが難しい。生活リズムが安定しない中、どのようにして筋トレの両立を図っていたのだろう。

「シフト制の勤務に加え、残業も多いので生活リズムは崩れがちになってしまいます。ときにはジムに行く時間がなくなってしまったり、疲れて寝てしまうこともあったので全てが順調に進んだというわけでは決してありませんでした。そこで工夫をしたのが筋トレを行うタイミングです。勤務後、一度家に帰ると疲労で寝てしまうので、ジムは仕事帰りに直行するようにしました。夜勤の日も出勤前や明けで行くように心がけていましたね」

どんなに忙しくても筋トレを苦に感じることはなかったという日髙さんの原動力とは。

「トレーニングは楽しいので時間はあっという間に過ぎていきます。自分の身体の変化を実感できた瞬間は喜びを感じますし、ジムに通っていると“身体が変わってきたね”と声をかけてくれる方もいるんです。毎日自分の身体を見ていると変化に気づきにくくなることもありますが、第三者から評価をしてもらえるとモチベーションは一気に上がりますね」

トレーニングではウエストを細く見せるために背中を強化した。

「骨格的に胴が太く、ウエストのくびれが出にくいというのが悩みでした。ウエストを引き締めるためには、呼吸法や骨盤の締めなど、改善策はあるのですが結果として表れるまでには時間を要します。でも、背中はこれらに比べると効果が表れやすいもの。背中を広く見せることができれば、相対的にウエストは細く見えるようになるので今回は背中を強化しました。闇雲に重い重量をこなすのではなく、効かせる意識を常にもち、ネチネチとこなしてきました」

「2025年4月に出場した大会では入賞にはほど遠い順位でした。でも目的をもって継続していれば身体は変わるんです!」と笑みを浮かべる日髙さん。短期間でもトレーニングに対する意識と継続次第で身体は大きく変わるということを証明してくれた。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:荒熊流星

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

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