マッスルゲート選手 コンテスト

沖縄在住・元市民ランナーが極太脚でボディコンテスト全国大会2位 「BIG3はランナーの頃からやっていました」

12月20日(土)、品川インターシティホールで開催された『ゴールドジムジャパンカップ2025』において、ウーマンズウェルネス2位に輝いたのが、沖縄在住の糸数ゆかり(いとかず・ゆかり)さんだ。全国のマッスルゲート上位入賞者のみが集うこの舞台で、初挑戦となったウェルネスカテゴリーで堂々の結果を残した。

【写真】糸数ゆかりさんのBIG3で鍛え上げた極太脚

糸数ゆかりさん

ウーマンズレギンスカテゴリーからウェルネスへの挑戦

順位発表直後の率直な感想を尋ねると、「うれしいです。でもそれ以上に、今年のイベントがやっと終わった、という気持ちが強いですね」と安堵の表情を見せた。

糸数さんが大会に出始めたのは昨年からで、当初はウーマンズレギンスカテゴリーに挑戦していた。今年はビキニ、そしてウェルネスに初挑戦となり、「正直、勇気は必要でした」と振り返る。カテゴリー転向のきっかけは周囲の後押しだったという。

「やりなさい、挑戦したほうがいいと、みんなに言われて。押されて押されて(笑)、じゃあやってみようかなと思いました」

その選択は結果として実を結び、ウェルネスという新たな舞台で自身の強みを発揮することになった。

今シーズンを通して最も苦しかったのは、減量だったという。沖縄在住という環境もあり、別府大会や東京開催の今大会への遠征は大きな負担となった。

「大会に行くだけで大変でした」

それでも別府大会では優勝を果たし、その勢いのまま全国の舞台へと駒を進めた。

ルーツは市民ランナー

糸数さんの競技ベースには、市民ランナーとしての経験がある。

走るための補強として筋トレを行い、スクワット、デッドリフト、ベンチプレスといったBIG3は、ランナー時代から継続してきたという。

「基本はずっと変わっていません。BIG3はランナーの頃からやっていました」

ボディメイクとして本格的に筋トレに取り組み始めたのは約2年前。動ける身体と基礎的な筋力が、ウェルネスというカテゴリーとも高い親和性を示した。

沖縄のフィットネスシーンについて尋ねると、「男子選手はすごく活躍していますが、女子はまだこれからですね。でも少しずつ増えていると思います」と語る。来年はマッスルゲート沖縄大会への出場も予定しており、「来年は地元開催なので、今年とはまた違う気持ちで挑めそうです」と前を見据える。

初挑戦のウェルネスでつかんだ全国2位という結果は、糸数ゆかりさんにとって確かな手応えであり、次なる挑戦へとつながる通過点でもある。

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

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