2025年11月23日(日・祝)、東京・両国国技館で『ベストボディ・ジャパン日本大会2025』が開催された。ミス・ベストボディ部門ガールズクラスで、福岡瑚都(ふくおか・こと/27)さんが5位入賞を果たした。運動経験が全くない状態からスタートし、半年で関東大会グランプリを獲得。日本大会でも入賞という成績を残した。スピーディーな成長の裏には、自分の弱さと向き合い続けていた福岡さんの姿があった。

実力を受け入れ、関東大会グランプリへ
福岡さんがトレーニングを始めたきっかけは「お尻を鍛えたい」と思ったからである。ピラティスを経てパーソナルジムへ入会し、知人の勧めで大会出場を決意する。だが、初出場となった9月末の北九州大会後、講師から受けたフィードバックが福岡さんの意識を大きく変えた。
「規定ポーズや踏み込みが甘いこと。ステージ上での緊張を受け入れ、もっと自分の軸を持つこと。今出せるパフォーマンスが、実力不足を自覚させられました」
技術的な未熟さとマインドの甘さを指摘され、自身の現状を痛感する。不安の中で自信をつけるため、公式レッスンで学んだ内容はすべて吸収しようと必死に励む。トレーニング、ポージング、ウォーキングをひたすら反復し、メンタル面も強化。練習の成果が実を結び、関東大会ではグランプリを受賞した。
自分自身と向き合い続けた日本大会までの3カ月
関東大会王者として挑む日本大会までの3カ月間は、さらなる自分磨きの時間となった。仕事が終わった後や休日を使い、週3回のパーソナルトレーニングとジムでの自主練習を重ねた。「健康美」という大会コンセプトを理解するため座学にも励み、軸を得るための体幹強化に注力する。
食事面でも妥協はしない。体重と体脂肪を落としつつ、筋肉は維持するため、白米と魚を欠かさず食べ、間食を断つ生活を徹底。PFCバランスを緻密に計算し、身体を内側から作り上げた。
「諦めかけてはまた挑戦する。何度も自分に問い続け、追い込んでいきました」
順風満帆に見えるが、内心は穏やかではなかったという。ステージの裏側で、福岡さんは何度も自分自身と戦っていた。
誰かの希望になれる存在へ
「やる」と決めて最後までやり切った日本大会。初出場で5位という結果に対し、福岡さんは充実した表情で振り返る。
「心から楽しかったと思える、後悔のない大会でした。0からのスタートで右も左も分かりませんでしたが、先生方の指導があったからこそ、日本大会5位という結果を残せたのだと思います」
半年間で得た経験と自信は、福岡さんの人生の軸となった。次は日本大会グランプリを目指すとともに、自分の挑戦が「誰かの希望」になることを願って。新たな決意を胸に、福岡さんはこれからも歩み続ける。
執筆者:高木みなこ
フリーランスライター。管理栄養士の経験を活かし、医療・美容・ヘルスケア分野を中心に、インタビュー記事・セールスライティングを執筆している。滋賀県出身、東京都在住。
取材・文:高木みなこ 撮影:高坂裕希










