12月20日(土)と21日(日)の2日間、東京・品川インターシティホールで、『ゴールドジムJAPANCUP2025』が開催された。初日の20日、ウーマンズウェルネスにて極太の脚と締まったウエストのメリハリで魅せて優勝を飾ったのは、藤原仁香(ふじわら・にか/52)さんだ。
「まだ変われる!」の言葉で奮起
表彰式後、舞台裏で「超うれしいです!」とはじけるような笑顔で答えてくれた藤原さん。昨年までは、大会が近づくと「もうこれ以上は絞れない」と、本番の2週間ほど前にどこかで見切りをつけていたという。
「昨年までは最後の方は結構諦めちゃって、『もう無理』という感じだったんです。でも今年は、ポージングを教わっている宮田みゆきさん(JBBF女子フィジークトップ選手)や周りの方々に『まだ変われる!』と言ってもらえて。最後の1週間、3日前まで粘ってようやく体重が落ち始めました。ギリギリ間に合うスタイルでしたが、本当に最後まで諦めなかったことが、これまでとの一番の違いです」
自分の顔をトップ選手の写真に
細く引き締まったウエストからの太い脚。その身体を作り上げたのは、ハードなトレーニングに加え、習慣にした「自己暗示」だった。
「『こうなりたい』という理想の身体ができて、これまで以上に具体的に理想を追求するようになりました。自分の頭の中で、明確な形を描けるようになったのが大きな変化です」
そのイメージを強固にするために取り入れたのが、あるユニークな方法だ。
「トップ選手の身体に、自分の顔を入れ替えた画像を携帯で作って、毎日見ていました。『これになる、これになる!』って思い込んで(笑)。それを見るたびに、自分に『まだまだ!』と喝を入れていました。マインドセットが変わったことが、去年から一番伸ばせた要因だと思います」
自分自身にリミッターを設けず、諦めずに理想の姿を強く願い続けた結果、優勝を手にした藤原さん。
「今後の目標は、世界選手権に出場することです。強く願えばなれる、ということを今回実感したので、来年はさらに強く願ってボディメイク頑張ります!」
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材・文:FITNESSLOVE編集部 撮影:北岡一浩











