「歳をとってからでもこんなに輝ける場所があるということが、出場を続ける理由です」
英語通訳者の下島美和(しもじま・みわ/54)さんは、50代からトレーニングを始め、現在54歳でサマースタイルアワード(以下サマスタ)のビキニ選手とウィメンズスポーツモデル選手として活躍を続けている。
【写真】「50代に見えない背中」下島美和さんのバキバキボディ

かけがえのない楽しみとなった大会出場と、ボディメイクのきっかけをインタビューした。
お気に入りのワンピースがきっかけ
下島さんが筋トレを始めた理由は、「50歳頃からお気に入りのワンピースがどんどん入らなくなってしまった」からだ。
「背中の肉を落とさないとワンピースのファスナーが上がらないと思い、ジムでパーソナルをお願いしました。でも、教えてくれたのは、レッグプレスだけでした。『高いお金を払ったのにレッグプレスだけ?』。悔しくて、もとを取ってやろうと毎日必死でレッグプレスをやりました」
悔しさをひたすらレッグプレスにぶつけ続けた2カ月後、どんどん体型が変わりはじめた。
「周りの人達にも褒めてもらい、どんどんトレーニングが楽しくなりました。トレーナーさんにも友人達にも内緒で某大会にエントリーしたら、なんと優勝しました。大会がこんなに楽しく、仲間ができたことがうれしくてたまりませんでした」
50代で華やかなステージへ「楽しいの連続」
翌年から、よりハイレベルな造形が求められるサマスタへの挑戦を決めた。
「サマスタは、ステージも華やかで、若くて可愛い子がキラキラしていて、50代の私には憧れでしかありませんでした。でも、どうしても華やかなステージでキラキラした若い子と並んでみたくて出場を決めました。場違いかと思っていましたが、私よりももっと年配の方もいて、大会をとても楽しんでいました」
大会出場の楽しさをポージング講師のきめ細やかなサポートや励ましが後押しした。トレーニングのレベルアップを続け、ビキニモデル、ビキニベティ、ベティプロ、ウィメンズスポーツモデルと様々なカテゴリーへ挑戦を重ねた。
「ステージの華やかさ、カテゴリーの多さ、規定ポーズのカッコよさ、ポージング講師の方の熱心さ、エントリーしてくる女の子は皆良い子達ばかりで、大会中、大会後も一緒にいて楽しいです」
下島さんは現在、サマスタのプロ選手資格を持ち、2025年には『東海帝王』でビキニベティ2位、『名古屋予選』ウィメンズスポーツモデル優勝と輝かしい成績を収めている。
年齢を重ねてからの挑戦だからこそ見つけた喜びを謳歌する下島さんの姿は、自己実現への努力と可能性に遅すぎることはないということを教えてくれた。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
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取材:にしかわ花 写真提供:下島美和
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』『Womans'SHAPE』寄稿。記者・ライター、メディアプランナー、エッセイスト。
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