ベストボディ・ジャパンで活躍する塩谷(田中)伊甲子(しおたに・いきこ/48)さんはシングルマザー。独立し美容室を経営して今年で24年になる。仕事やトレーニングを通して塩谷さんが気づいた『美しく生きること』とは。
大切なのは『エイジングのスイッチ』を入れないこと
「独立後は忙しい日々が続き、運動が大事だと分かってはいても取り組めない時期がありました。トレーニングを始める前の私は、毎日の立ち仕事による疲労が抜けず、週末はマッサージに通うのが当たり前の生活。『このままではいけない、これからも長く美容師を続けていくためには体力が必要だ』と感じ、筋力トレーニングを始めることを決意しました」
美容師として日々お客様と向き合う中で、実感していることがあった。
「『美容=美しく生きること』とは、外見だけではなく、まずは“健康であること”が土台。さらに大切だと考えているのが、『エイジングのスイッチをできるだけ入れないこと』です。年齢を重ねると、白髪や疲れやすさなど、さまざまな悩みが出てきますが、その多くは血流の低下や食生活、運動不足が関係していると思いました」
嫌でも『1年間は続ける』と決めてトレーニング開始
「目標がないと続かないと思い、パーソナルトレーニングに通い、『どんなに嫌でも1年間は続ける』と決めてスタートしました。最初は気が進まない日もありましたが、トレーナーのサポートのおかげで1年後にはトレーニングが日常の一部となり、今では欠かせない習慣へと変わりました」
2年目からは大会へ挑戦した。
「2年目には新たな目標として、ベストボディ・ジャパンの大会に挑戦することを決めました。大会に向けて公式レッスンに参加する中で、正しい姿勢や歩き方、体幹の使い方などを学び、美容に対する意識もさらに深まりました。3年目となる今年は、オフシーズンに『しっかり食べて、しっかり鍛える』ことを意識し、忙しい仕事の合間にも体力づくりを最優先にしています。仕事中はなかなか食事の時間を確保できないこともありますが、週3回のトレーニングとともに、できるだけオーバーカロリーを意識して筋肉にしっかり栄養を届けるよう心がけています」
美しさを継続するために
「トレーニングを始めた当初は『細ければいい』と思い、増量に対して抵抗がありましたが、トレーナーの指導を通して、オフシーズンにしっかりエネルギーを蓄え、筋肉を育てることの大切さを学びました。年々その理解が深まり、今では増量期も前向きに取り組めるようになっています。多くの女性が『食べないことで痩せる』ことを目標にしがちですが、栄養不足の状態では健康的で美しい身体を維持することはできません。しっかり食べて、動き、整えることが、結果的に一番美しくいられる方法だと実感しています」
取材:あまのともこ 写真提供:塩谷(田中)伊甲子
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。
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