4月12日(日)に開催された『ベストボディ・ジャパン2026近畿大会』で、モデルジャパン部門プラチナクラスのグランプリに輝いた竹本久仁子(たけもと・くにこ/60)さん。貿易会社を経営しながらトレーニングを続ける竹本さんは、「年齢はただの背番号」と言い切る。
もともと太ったことがなかったという身体が5年前に8kg増えたことをきっかけにボディメイクを始め、今ではタイトな服をより格好よく着こなせる身体をつくり上げた。忙しい日々の中でも結果を出せた背景には、隙間時間を逃さない工夫と、毎日の食事を整える習慣があった。
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8kg増えたことが転機 「私なんか無理」と思っていた大会にも挑戦
ボディメイクを始めたきっかけは、5年前の55歳のとき。太ったことのない人生だったという竹本さんが、気付けば8kg増えていた。
「実はその頃に生活習慣の変化があったんです。離婚を経て実家に戻ったんですが、母親が毎食手作りの食事を用意してくれていました。愛情のこもった食卓でしたが、毎回かなりボリュームがあって、それを食べ続けるうちに体重が増えていったんです」
そこから身体づくりを始め、やがてパーソナルトレーナーからコンテスト出場を勧められるようになる。だが当初は、すぐには首を縦に振れなかった。
「トレーニングを始めると身体も少しずつ変わってきて、ベストボディ・ジャパンで何度もグランプリを獲られているトレーナーさんにコンテストを勧めてもらったんですけど、最初は『そんなん、私なんか無理無理』『あんな露出度の高い水着、恥ずかしくてよー着んわ』と言ってお断りしていました。でも勧められていくうちに、『目標があればサボりがちな私でも完璧なボディメイクができるかもしれない』って思うようになって、思い切ってステージに立つことを決めました」
実際に身体が変わり始めると、夏に堂々と水着を着こなしナイトプールへ。水着を楽しめるようになったことがうれしいと言う。今では夏はナイトプール三昧。さらに印象に残っている出来事として竹本さんが挙げたのが、入院した母親を見舞いに行ったときの一幕だ。
「体型が若い頃と変わらないから若く見られたのでしょうか。病院に行ったら看護師さんに『お孫さん?』と言われました(笑)。かなり笑えたエピソードです。とてもうれしかったですね」
60代でも変われる食事の取り方
竹本さんの一番の悩みは忙しすぎてジムに行く時間がないこと。貿易会社を経営しながらでも、仕事の隙間時間にオフィスで筋トレを行い、ときには24時間ジムで深夜にトレーニングをしている。
「時間がなくてもできることをやっています。特に食事は気を遣っていますね。基本は身体に良い物だけを取り入れ、悪い物は食べないこと。パン、麺類、揚げ物を控え、インスタント食品、冷凍食品、レトルト食品も使わないです。筋力アップのためにたんぱく質を意識していて、最初にサラダを食べ、野菜中心の食事に肉や魚を組み合わせています。ブロッコリーをよく食べて、卵は1日3個。納豆にキムチを混ぜて毎日食べていて、ご飯も1日1膳は取っています。色々と制限はしていますが、外食のときは周りの方に気を遣わせないよう普通に食べてます(笑)」
トレーニングを始めて最も驚いたのは、「身体は正直」だということだった。やればやっただけ変化が実感できる。その手応えを知っているからこそ、60歳を迎えた今も前向きに挑戦を続けられると言う。
「60代でも何でもできると思えます。年齢はただの背番号。自分でリミットを作ってはダメ。諦めなければ必ず輝く人生が開けます。私が証明していきます(笑)」
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取材・文:柳瀬康宏 撮影:岡暁
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。
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