『サマースタイルアワード(以下サマスタ) 関西新人類&ルーキーチャレンジカップ西日本予選』のレギンスモデル部門で2位入賞した川西美愛(かわにし・みなる/20)さん。
小学3年生から高校3年生までバスケットボールに打ち込んできた川西さんだが、高校卒業後は「誇りに思えるものがない」とモヤモヤを抱えていたという。そんな大学生が、初めてのコンテストで見つけたのは、順位以上に大きな“自分と向き合う力”だった。
【写真】20歳大学生・川西美愛さんの健康的なレギンスモデル姿

「誇れるものがほしい」憧れの存在との出会いが初挑戦につながった
出場したレギンスモデル部門は、レギンスを着用し、健康的で引き締まった身体のラインやステージでの表現力などを競うカテゴリーである。コンテスト出場は今回が初めて。大会に向けて本格的にトレーニングを始めたのは2025年12月だった。
「もともと身体を動かすことは好きで、バスケットボールを続けていたのですが、部活を引退してからは明確な目標がなくなったんです。『何かをやり切った、良い結果を残した』と自分の中で誇りに思えるものを探していたんです」
そんなとき、川西さんの目を引いたのがサマスタのPRO選手の千原由理奈さんの姿だった。
「千原さんの、身体だけではなく、挑戦する姿や考え方がとてもすてきで、初めて自分の憧れの存在ができました。そこから、千原さんが行うHIIT(※)トレーニングやランニングイベントにも積極的に参加しました」
※高強度の運動と休憩を短い間隔で繰り返すトレーニング方法。短時間でも心拍数が上がりやすく、体力づくりや脂肪燃焼を目的に取り入れられることが多い。
「そして自分も見たことない自分を見てみたい。大会に出てみたいと思って挑戦することにしました」
アルバイトの休憩時間に有酸素、授業がある日は夜にジム
大学生である川西さんは、授業やアルバイトの予定が毎日同じではない。その中で意識したのは、まとまった時間を待つのではなく、隙間時間を使うことだった。
「バイトの休憩時間に有酸素を行ったり、授業が朝からある日は夜に行ったり、逆に夜バイトの日は朝に済ませたりしていました。毎日同じスケジュールではないので、隙間時間にしっかりジムに行けるように頑張りました」
食事はトレーナーの指導を受けながら進めた。知識が全くない状態からのスタートだったため、毎日食事の写真を送り、基礎代謝、消費カロリー、摂取カロリーなども教わりながら管理したという。
「中心にしていた食材は、鶏胸肉と鮭です。鶏胸肉は高タンパクで脂質を抑えやすく、鮭はタンパク質に加え、良質な脂質も含まれるため、食事の満足感を得やすかったですね。毎日の有酸素運動と食事管理で身体がすごく変わりました。食事の仕方や有酸素の取り入れ方を細かく指導してもらい、どんどん身体が変わって、少しずつ自信になっていきました」
自分では変化が分かりにくく、落ち込むこともあったが、それでも周囲の言葉が次に進む力になった。
「友達や家族から身体の変化に気付いてもらえたときはうれしかったです。普段一切褒めてくれないお姉ちゃんに褒められたときは、『本当に変化してるんや』と確信が持てました(笑)」
大会を終えて、川西さんが得たものは2位という結果だけではない。毎日の食事管理、筋トレ、ポージング練習を通して、自分自身と向き合いながら継続できたことが自信につながった。
「自分の強みってなんだろうとずっと考えては悩んで落ち込むことが多かったです。でも、まずは自分の興味のある場所に行ったり挑戦したりすることで、新しい夢が見つかったりするのだと感じました。今後は11月末にある日本大会に出場できるように頑張ろうと思います!」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
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取材・文:柳瀬康宏 撮影:岡暁
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。
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